
食品の値上げばかりで食費が上がってしまった…



食費をもう少し抑えたいけれど、子供にはたくさん食べさせてあげたいし…
など、食費の節約に悩むシングルマザーも多いのではないでしょうか。
限られた時間の中で、できるだけ安く子供が満足する食事を用意するのは大変ですよね。
そこで、今回は忙しいシングルマザーでも無理なく食費を節約する方法を6つのポイントで解説します。
具体的にはこちら。
- 1週間分の予算と献立を決める
- 買い物リストを作り、スーパーに行くのは週1回にする
- まとめ買いは保存の効く食材のみにする
- 無料でもらえる食材を利用する
- 100円ショップ・プライベートブランドを利用する
- 冷凍食品・レトルト食品を用意しておく
筆者は、月あたりの食費を1万円近く抑えた経験もある、食費節約が得意なライター。
実体験に基づいたおすすめ買い物リストと献立例もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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シングルマザーの食費の平均はいくら?



そもそも他のシングルマザーは食費にどれくらいお金を使っているの?
と疑問に思った方もいるでしょう。
母子家庭(母親と18歳未満の子の世帯)の食費の平均は、2022年の調査によると、57,200円。
私たちReRe(リリー)のInstagramで行ったひとり親へのアンケートで最も多かったのは「月3万〜5万円未満」という回答、次に「月5万〜7万円未満」という回答で、月5万円前後がシングルマザーの食費の平均といえるでしょう(52人回答)。



うちも同じくらい
と思った方も多いのではないでしょうか。
ただし、シングルマザーの家庭のうち71.6%が年収300万円未満とされています。
健全な家計にするためには、月の生活費に占める食費の割合は15%程度に抑えるとよいとされていますから、月5万円程度だとしたらかなり家計を圧迫する要因となっているはず。
だからこそ、シングルマザー家庭での食費の節約は大きなポイントになるのです。
シングルマザーが無理なく食費を節約するポイント
①1週間分の予算と献立を決める
シングルマザーが食費節約のために最初に取り組んでほしいのが、1週間分の予算と献立を決めることです。まず1ヶ月にかけられる食費の金額から、1週間あたりどれくらいまでかけられるか、予算を割り出します。
先ほどお伝えしたように、食費は生活費の15%程度にできるのが理想です。
そして献立を決めることで、
- 予算のコントロールがしやすくなる
- 無駄な買い物が減らせる
など、節約がしやすくなります。
- 毎日献立を考える手間も省ける
- 自然と栄養バランスが整う
など、節約以外の効果も大きいので、忙しいシングルマザーには一石二鳥です。
献立を考えるときのコツ①メインのおかずから決める
献立は、メイン(主菜)となるおかずから決めましょう。
メインに使う肉や魚類を買うとどれくらい予算が残るかを考えると、他にどんな食材と組み合わせるのか、副菜は何ができるか…と考えが広がり、買うものが見えてきます。
なお、副菜は調理時間や光熱費の節約もかねて、何回分かをまとめて作り置きできるメニューにするのがおすすめです。
献立を考えるときのコツ②安い食材を積極的に取り入れる
元々から値段が安い食材を積極的に取り入れると、自然と食費が抑えられます。
1年を通して安い食材は以下です。
1年を通して値段が安い食材の例
- 鶏胸肉
- 豚細切れ肉
- 卵
- 豆腐
- 練り物(厚揚げ、ちくわなど)
- もやし
- 玉ねぎ
- じゃがいも
- にんじん
- えのき
また、旬の食材は他の季節に比べて安く手に入ることが多いです。
値段の安い食材を使いつつ、旬の食材を適宜取り入れると、食卓にバリエーションを出せます。
なお、献立と予算をきっちりと決めて予定通りに買い物でき、使い切れるというのはなかなかハードルが高いもの。
最初はざっくりとこれくらいの予算で、こんな献立で~くらいでOKです。
②買い物リストを作り、スーパーに行くのは週1回にする
①で献立を決めたら、次はその献立を作るのに必要な買い物リストを作りましょう。
リストを作ってリストにあるものだけを買うようにすれば、無駄な買い物が減らせ、買い物もスムーズに済ませられるので、時間の節約にもなります。
前週までに使いきれなかった食材なども確認しながら、必要な食材をリストアップしてみてください。
また、1週間分の買い物は週1回まとめてするのもコツ。
特売日に合わせて週何回か買い物するのも一つの節約方法ではありますが、働いているシングルマザーには非効率なはずです。
“買い物リスト外の食材を買いたい誘惑”にかられる機会も多くなるので、あまりおすすめしません。
買い物は原則週1回、追加でするなら足りなくなってしまった食材を補充する時のみにすると良いでしょう。
③まとめ買いは保存の効く食材のみにする
リストを作って買い物をすれば無駄な買い物は防げますが、買う量にも注意を。



大容量の方がおトクだから…
と、必要以上の量を買っていないでしょうか?
過度なまとめ買いをすると、使いきれずに結局食材ロスを生むことになります。
特に子供1人と2人暮らしのシングルマザーだと、少し割高でも少量買っておいた方が結局節約になった…なんてことも少なくありません。
基本は必要量、多めに買うのは保存が効き、普段使うことの多い常備食材だけにしましょう。
常備しておきたい食材の例
- 米
- 乾麺(パスタ、うどん、そばなど)
- 缶詰(ツナ缶、トマト缶、サバ缶など)
- 根菜(じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど)
ただ、「使い切れると思っていたけれど、意外と余ってしまった」ということもあるはず。
そんな食材は、
- 翌週の前半で食べ切れるように次週の献立に組み込む
- 冷凍できるものは冷凍して、早めに使うようにする
とよいです。
④無料でもらえる食材を利用する
買い物や買う食材の工夫ももちろんですが、そもそも無料で手に入る食材を使うのも手です。最近は、
- 規格外の野菜や賞味期限切れの商品をもらえるサイト
- モニターや懸賞で食材の無料サンプルをもらえるサイト
などがあります。
例えば、フードロスの削減を目的とした規格外、賞味期限間近・過ぎた商品の配布サイトはこちら。
無料だと数が限定されていたり、抽選だったりして確実にもらえるわけではありませんが、これらのサイトが格安で食材を販売していることもあるので、いずれにせよ食費の節約につながるんです。
定期的にチェックしておトクにもらえるものを利用しましょう。
なお、野菜や果物などは日持ちをするとも限らないので、もらったら献立に優先的に組み込むのがおすすめです。
⑤100円ショップ・プライベートブランドを利用する
シングルマザーが食費を節約するなら、100円ショップやプライベートブランドの商品も積極的に利用しましょう。
プライベートブランドは、一般メーカーの商品より価格が抑えられていることがほとんど。複数の商品から選べる食材はまずプライベートブランド商品にすると決めてしまうのも手です。
ただし、先ほどもご説明したように「プライベート商品で安いから多めに買っておく」は必ずしも得策ではないのでご注意を。
一方で100円ショップは、子供が1人など少人数のシングルマザー家庭におすすめ。
鍋の素などスーパーで買うと割高になりがちですが、100円ショップなら少量で安く売っている商品もたくさんあるからです。
また、使用頻度の低い調味料を100円ショップの商品にするのも手。使ってみたいけれど普通のスーパーで買うと少し高いものを試すのにも向いています。
⑥冷凍食品・レトルト食品を用意しておく



冷凍食品やレトルト食品って割高なんじゃないの?
と意外に思ったかもしれませんが、食費の節約を長く続ける観点ではとても重要なポイントです。
仕事に家庭に忙しいシングルマザーが、毎日手作りの食事を用意するのは大変なはず。冷凍食品・レトルト食品も用意しておくことで、心に余裕ができます。



今日は疲れたから出来合いのお惣菜にしよう



外食や宅配にしてしまおうかな
なんて日ももちろんあっていいですが、毎回そうはいかないシングルマザーも多いと思いますので、献立をあらかじめ余裕をもって考えるのがポイントなんです。
特に、冷凍食品やレトルト食品なら日持ちもするので、「元気のない時用」としてなら安い時にまとめ買いしておくのもアリです。
子供の好きなものも用意しておけば、子供の満足度も上がります。
シングルマザー向け・食費節約のための買い物と献立の例
無理なく食費を抑えるための方法をご紹介してきましたが、ここからはお子さんと2人暮らしのシングルマザー向けに、1週間の買い物リストと献立の例をご紹介します。
- 比較的安く手に入る
- 調理がしやすく保存が効く
- 複数の食事に使い回せる
という視点で食材を選んでみたので、参考にしてみてください。
1週間の買い物例
- 鶏胸肉 (2枚)
- 合いびき肉(250g)
- 鮭(2切れ)
- ツナ缶 (3缶)
- 卵 1パック(10個)
- 豆腐(100g×3パック)
- 牛乳(500ml)
- トマト缶(1缶)
- 玉ねぎ(3個)
- 長ネギ(1本)
- キャベツ(半玉)
- にんじん(3本)
- もやし(1袋)
- じゃがいも(5個入り)
- えのき(1袋)
- きゅうり(3本)
- 乾燥わかめ(1袋)
- スパゲティ(1袋) ★まとめ買い
- 冷凍うどん(5袋パック)★まとめ買い
※()内は買う量の目安
夕食の献立例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 ★買い物Day | 日 | |
献立 | ・唐揚げ ・もやしと長ねぎのナムル | ・酢鶏 ・豆腐とわかめの 味噌汁 | ・坦々うどん | ・スペイン風オムレツ ・キャベツとえのきのミルクスープ | ・ツナのトマトリゾット ・きゅうりとわかめの酢の物 | ・キャベツと鮭のペペロンチーノ ・ポテトサラダ | ・かさ増しハンバーグ ・キャロットラペ |
主に使う食材 | ・鶏胸肉 ・もやし ・長ねぎ | ・鶏胸肉(唐揚げの残り) ・玉ねぎ ・にんじん ・豆腐 ・わかめ | ・冷凍うどん ・牛乳 ・合いびき肉 ・もやし ・長ねぎ | ・卵 ・じゃがいも ・玉ねぎ ・ツナ ・えのき ・キャベツ ・牛乳 | ・ツナ缶 ・トマト缶 ・玉ねぎ ・きゅうり ・わかめ | ・キャベツ ・鮭 ・スパゲティ ・じゃがいも ・きゅうり ・にんじん | ・豆腐 ・合いびき肉 ・玉ねぎ ・にんじん |
土曜日に1週間分の食材をまとめ買いをするとした場合の献立例です。
- 代用やかさ増しができるメニューを入れる(日曜の豆腐を使ったかさ増しハンバーグ、月曜の鶏もも肉の代わりに胸肉を使った唐揚げ)
- アレンジが効くおかずは多めに作って時短にする(月曜の唐揚げ→火曜の酢鶏にアレンジ)
- 疲れが出る週の半ばは簡単にできる単品メニューにする(水曜の坦々うどん)
- 賞味期限を考慮して週の後半は日持ちする食材を使う(木曜のスペイン風オムレツ、ツナのトマトリゾット)
といったコツを抑えると節約もしつつ、調理の負担を軽減できます。
※ここに食パンやシリアルなどを買い足せば、朝食も含めた買い物リストとなります。
※ここでは①で紹介した作り置きおかずや⑤でおすすめした冷凍食品は入れていませんが、これらも組み込むとより食事作りがラクになります。
» 参考:シングルマザーの生活をより良くするための完全マップ【すべてわかる】
節約しすぎもNG。あくまで家族の健康第一に
ここまで読むと、食費節約のコツがなんとなくつかめてきたのではないでしょうか。
すべて完璧に取り組むのは難しいかもしれませんが、取り入れられるところからでOK。ぜひ少しずつでも実践してみてください。
ただし、注意してほしいのは「食費の節約しすぎ」は必ずしも良いわけではないということ。



安い食材ばかりで味気なくなってしまった…



食費の節約に必死で心に余裕がなくなってしまった…
となっては、お子さん、あなたともによくない影響が出かねません。
家族の心身が健康であることが第一ですので、無理のない範囲で行うことを大切にしてください。
なお、シングルマザーの食事支援には
- フードバンク
- 子ども食堂
などの民間の団体も乗り出しており、無料で食事の提供を受けることもできます。



食費がしんどい…
という方は、こちらの利用も検討してみてください。
>>参考:【最新】貧困で苦しい…子育てママを支援する制度・サービス3選
食費の節約について、アプリで他のシングルマザーに聞いてみよう
ここまで読むと、食費節約のコツがなんとなくつかめてきたのではないでしょうか。
ステップでご紹介しましたが、やりやすいところからでもOK。ぜひ少しずつでも実践してみてください。
ただ、



もっとちょっとした食費節約の工夫も知りたい



他のシングルマザーのアドバイスも聞いてみたいな
などと思った方もいるはず。
そんなシングルマザーにぜひ使ってほしいのが、私たちReRe (リリー)が運営する「Shin-mama friends (シンママフレンズ)」です。
Shin-mama friends (シンママフレンズ)は、シングルマザー専用のコミュニティアプリ。
アプリ内では、シングルマザー同士で悩みを相談しあったり、子育ての情報交換をしたりすることができます。
ぜひ、他のシングルマザーが食費を抑えるためにどんな工夫をしているのか聞いてみてください。
この記事とはまた違うアドバイスがもらえるかもしれませんよ。
Shin-mama friendsでママ友を見つけられた方からは、以下のお声も頂いています。
- 悩みを相談させていただいて、似た境遇の方やアドバイスに救われました(30代女性)
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Shin-mama friends (シンママフレンズ)については次の記事でも詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてみてくださいね。