再婚したいけど、相手の男性が自分の子供と仲良くやっていけるのかな
子育てに協力してくれるパートナーはほしいけど、ステップファミリーになって子供は幸せなのかな
と子供のことを考えると恋愛に積極的になれない方へ、実際にシングルマザーからステップファミリーとなり、幸せな家庭を築いている女性芸能人の例を紹介します。
女性芸能人の方々がステップファミリーで良好な関係を築いた方法を知り、子供がいても新しい出会いへ踏み出すきっかけにしてもらえたらと思います。
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堀ちえみさん
タレントの堀ちえみさんは、シングルマザーから恋愛・再婚を経て、ステップファミリーになった芸能人として有名です。
堀ちえみさんと今の旦那さんである一般男性の方は、2011年に再婚をされました。
再婚当時は、
- 堀ちえみさん:バツ2・5人の子供がいるシングルマザー
- 旦那さん :バツ2・2人の子供がいるシングルファザー
という状況で、再婚で一気に7人の子供の母親となるビッグステップファミリーに。
堀ちえみさんは、旦那さんの連れ子である子供たちにも、自分が産んだ子供たちと同じように分け隔てなく接することで有名です。
ブログでも一緒に連れ子の誕生日を祝ったり、ランチをしたり、ショッピングを楽しんだりと血の繋がりはないものの、家族関係がとても良好な様子が垣間見えます。
実際、堀ちえみさんがガンで入院されているとき、旦那さんの連れ子である娘が見舞いに来てくれたそうで、そのときに「娘っていいな」と感じられたようです。
堀ちえみさんは、シングルマザーにとっては芸能人の中でも特に「子供がいても再婚して幸せな家庭を築くことができるんだ」と勇気をもらえる、ステップファミリーのロールモデルとなる存在。
その生き方・考え方は、ステップファミリーになるべきか悩んでいる、多くのシングルマザーの背中を押してくれています。
ステップファミリーで工夫していること
①1番綺麗なオムライスを連れ子にあげる
堀ちえみさんは、ステップファミリーに関するインタビューの中で「1番綺麗なオムライスを連れ子にあげる」と答えています。
オムライスだけでなく、破れたり形が崩れやすい料理を出すときは、綺麗な形のものを優先的に連れ子に出すようにしているとのこと。
なぜかというと、
連れ子が破れたオムライスを見て「自分は本当の子じゃないからなのかな」と傷つかないようにするため
とコメントされています。
ステップファミリーでは、連れ子は一般の家庭では何気ない普通のことでも
あ、やっぱり私って本当の子供じゃないんだな
と寂しさ・虚無感を感じやすいもの。
ステップファミリーでは何か物をプレゼントしたり、子供が喜びそうなことをするときは、連れ子を1番に優先するくらいで良いかもしれません。
②親への呼び名を強制しない
堀ちえみさんは、今の旦那さんと再婚してステップファミリーになってからも、旦那さん側の連れ子に「お母さん」と呼ぶことを強制しませんでした。
逆に、連れ子の娘さんから「お母さんと呼んでいい?」と聞かれたので「いいよ」と答えたとのこと。
堀ちえみさん側の連れ子である5人の子供たちも、今の旦那さんのことを最初は名前で呼んでいたようですが、こちらも子供のほうから「他人行儀みたいだから、何て呼べばいい?」と聞いたようです。
このように、うまくいくステップファミリーでは、継親のことをニックネームで呼んでもらうケースが多いそうです。
「お父さん・お母さん」と呼ばれなくても、ニックネームでお互いにコミュニケーションができているのなら、それも家族の1つの形と言えますよね。
③しっかり怒るときは実親経由で
とあるステップファミリーに関するTV番組で「自分の子供は叱れるけど、連れ子には気を使って叱れない」という投稿者からの相談があった際、堀ちえみさんは
叱れない気持ちはわかる。けど、自分が母親なんだという自覚を持つこと。ダメなことはダメだと伝えるし、あまり自分が言いすぎると良くないと思う場面では、夫に相談していました。
と答えています。
連れ子に気を使って叱れない、というのは多くの継親が経験すること。しかし、堀ちえみさんは同情しつつも「ステップファミリーの中での母親は自分だけ」としっかり認識されています。
そして、ここでステップファミリーにおいて大切なポイントがあります。それは、堀ちえみさんがしっかり連れ子を叱るときに、実の親である夫に相談しているところ。
実際、ステップファミリーに関する多くのアドバイスでも「怒るときは実の親から」というのは効果的だと言われています。
- 怒る・叱る役目:実親
- フォローの役目:継親
この場合、連れ子も継親が近くで支えてくれたことに感謝できるので、2人の仲が深まるきっかけにもなります。
山口もえさん
2015年に再婚された山口もえさん・爆笑問題の田中さんも、子連れ再婚のステップファミリーとして有名。
再婚当時、山口もえさんは子ありのシンママ、爆笑問題の田中さんは子なしのバツイチ、という状況でした。2人は出会いから3年の交際を経て、再婚・ステップファミリーへの道を歩んでいます。
2017年には第3子を出産。出産には、田中さんと山口さんの連れ子2人を含む家族全員で立ち会ったそうで、ステップファミリーとしての絆の深さがわかりますよね。
田中さんは連れ子・実の子関係なく献身的に育児をしてくれるそうで、山口さんも「とても感謝をしている」とインタビューにて話されています。
ステップファミリーになるときに大切にしたこと
①子供を含めて愛してくれるかどうか確認
山口さんはステップファミリーになった決め手を「子供がなついたこと」と話しています。
山口さんがシンママだったころ、田中さんとの最初のデートから子供同伴だったとのこと。デートは4人でするのがほとんどで、田中さんと連れ子たちは次第に距離を縮めていくようになりました。
出会ったころ、連れ子たちは田中さんのことを「たなちゅー」と呼んでいましたが、次第に信頼関係ができあがっていくうちに「パパ」と呼んでくれるようになったとも。
田中さんが子供同伴でもデートをしてくれて、子供とも仲良くしてくれる人だったことが、山口さんが交際・ステップファミリーを考えることができた決め手だったようです。
シングルマザーが再婚を考えるとき、
自分の子供のこともちゃんと愛してくれるのかな?
というのは不安になるポイントだと思います。
もし、あなたに再婚を考えられる相手ができたら、山口もえさんのように子供同伴でのランチなど、子供に危害が及ばない範囲で一緒に過ごす時間を提案してみるといいかもしれません。
相手が子煩悩であれば、再婚もすぐ前向きに考えることができますが、そうでなくても、子供と交際相手が何度か一緒になる機会を持ってみて、
この人となら再婚しても大丈夫だな
と思えるかどうかをゆっくり判断していけばいいと思います。
②再婚を焦って決めていない
山口さんと田中さんは、出会ってから3年で子連れ再婚しています。
この3年という長い交際期間を経て再婚を決めているのも、シングルマザーがステップファミリーを考える上で重要なポイント。
相手が自分の子供と数回会って仲良くしてくれたからといって、そのあと長期にわたって子供のことを考えてくれる人なのかはわかりません。「その一瞬だけ良くしてくれた」という可能性もあります。
山口さんの場合、3年という交際期間でゆっくりと自分の子供と距離を縮めていく田中さんの姿を確認できたからこそ、一緒にステップファミリーになることへ踏み切れたと思います。
しかし、そういった過程を経ずに子供へ相手を前触れなく紹介したり、相談なく再婚を決めてしまうのは良くありません。
なぜなら、離婚したあとの子供は
もう一度お父さんとお母さんが仲良くなって、また一緒に暮らせたらな
という希望を持っている場合もあり、そんな中でいきなり母親の再婚相手が現れてしまうと、継親に対して「母親を奪った人」という意識をずっと持ち続けてしまいかねないからです。
実際、山口さんと田中さんも、交際中から再婚の噂がメディアで報じられるたびにきっぱりとそれを否定していました。
今、一番大事にしているのが子供たちのことです。もしなにかあった時はこちらから報告します。
山口さん・田中さんカップルは、交際中から子供の気持ちをずっと配慮していたんです。ステップファミリーがそれだけ熟慮が必要なことを、認識できていたからでしょう。
まとめると、山口もえさんのステップファミリーの事例から学べることは、とにかく「シングルマザーの再婚は焦って決めない」ということ。
もちろん、女性の出産年齢を考えて、
再婚して早く2人の子供を作りたい
という考えもあるとは思います。
しかし、ステップファミリーになることを急ぐ場合でも、家族の一員として子供の意思も事前にちゃんと聞いてあげるようにしましょう。再婚のような大事な家族の決定事項なら、なおさらです。
もし仮に、何度か会わせてみて
彼と連れ子の仲が良くなさそう
という場合であれば、必ずしも再婚という形を取る必要はありません。あくまで交際という形のまま、相手と付き合っていくのでも十分なはず。
ステップファミリーは「皆が幸せになれるだろう」と思えたときに決断することが大切となります。
大塚寧々さん
大塚寧々さん・田辺陽一さん夫妻も、ステップファミリーで幸せな家庭を築かれている芸能人。
2002年に再婚した当時は、大塚寧々さんはバツイチ子持ちのシンママ、田辺誠一さんは独身で子供なしという状況。そのころ、大塚さんの子供はまだ3歳でした。
2023年で結婚21年目を迎えましたが、今でも「芸能人のおしどり夫婦ランキング」で必ず上位に入るなど、夫婦の仲の良さは世間でもよく知られていますよね。
大塚さんと田辺さんは、ステップファミリーになってからは子供をもうけていませんが、夫婦と子供(大塚さんの連れ子)の3人で今も仲の良い関係を築かれています。
ステップファミリーを決断できた理由
①田辺さんが連れ子を含めて愛してくれたこと
大塚寧々さんがステップファミリーの道を歩もうと思えたきっかけも、やはり田辺さんの子供への心優しいフォローの姿勢が決め手にあったようです。
ステップファミリーになる前、大塚さんの息子さんが肺炎にかかって入院していたことがありました。当時、大塚さんと交際中であった田辺さんは、息子さんの病院へ毎日見舞いに通っていたそうです。
その後、再婚してステップファミリーとなってからも、田辺さんは芸能人の子育てに関するインタビューでよく子供との関係について語っています。
まるで血の繋がった息子であるかのように話される田辺さんの姿を見て、多くの視聴者が「連れ子であることに気づかなかった」とまで言われています。
なかなか田辺さんのように、血の繋がっていない子供にもずっと優しくできる男性は、そう多くはいないかもしれません。
しかし、シングルマザーがステップファミリーを決断するときは
たとえ長い時間がかかっても、相手が自分の家族も含めて愛そうとしてくれる人か、を確かめることができてから
のほうが絶対に良いことがわかります。
②子供が3歳と小さかったこと
山口もえさん・田中さんステップファミリーでは、再婚時の連れ子の年齢は2歳でした。
大塚さん・田辺さんステップファミリーでも、大塚さんの息子が3歳と小さかったことは、やはり一緒に住むことを考えやすかった理由の一つでしょう。
ステップファミリーになっても、子供が物心つく前であれば、複雑な家族関係を理解することは難しいです。
たとえ血のつながりのない親子関係であっても、スキンシップをはかる機会が長ければ長いほど、連れ子も継親のことを実親と同じように懐いてくれるようになります。
いつかは本当のことを伝える必要はあるものの、言わないうちは連れ子も継親のことを実の親だと思って、ステップファミリーの中で成長していくことができます。
もちろん、子供が小さいからといって「ステップファミリーがうまくいく」という保証はありません。
しかし、子供が小学校の高学年・中学生になる年齢だと、実の親にでさえ反抗的になりやすい時期。自分の親が知らない大人と男女の関係になったことに対し、嫌悪感を感じてしまうこともあります。
ステップファミリーに焦りは禁物なのは事実。
とはいえ、子供がまだ小さく、1年以上相手と子供が仲良くできているのなら、ステップファミリーを選択するきっかけにしても良いかもしれません。
その他のステップファミリーの女性芸能人
堀ちえみさん・山口もえさん・大塚寧々さんの例をご紹介してきましたが、ステップファミリーの女性芸能人はほかにもいます。
- 宮澤りえさん・V6 森田剛さん
- 安達祐実さん・桑島智輝さん
- 土屋アンナさん・一般男性
- 千秋さん・一般男性
女性芸能人の方でも、シングルマザーから出会い、再婚・ステップファミリーを選択している方々はたくさんいます。
ステップファミリーの女性芸能人から学べること
- 子供を含めて愛してくれる人かどうか
- 再婚は焦って決めず、子供と相手の関係作りを確認してから
- 継親への呼び名は強制しない(ニックネームがおすすめ)
- セメントベビーを産んでも、連れ子へは常にフォローを
- しっかり怒るのは実親から
以上、女性芸能人のステップファミリーから学べる、シングルマザーの恋愛・再婚で大切なことを解説してきました。
ステップファミリーで力強く生きる女性芸能人の例を参考に、ぜひ新しい出会いに対して、前向きに踏み出していってみてはいかがでしょうか。
また、ステップファミリーのより網羅的な情報として
- ステップファミリーの子供の気持ち
- ステップファミリーの支援団体
- セメントベビーを作るときの対策 など
を以下でまとめているので、よければぜひ。
≫ ステップファミリーを知るための完全マップ【すべてわかる】