【セメントベビーとは】子連れ再婚で子供を作るときに大切な6つのこと

セメントベビーってなに?

という方へ、

  • セメントベビーの意味
  • セメントベビーについて、多くの人が悩むこと
  • セメントベビーをもっても家族の絆を保つコツ

をご紹介します。

子どもがいない人で「自分にはセメントベビーなんて関係ないだろう」と思っていても、いつ不意に出会った子持ちの人と恋に落ち、子連れ再婚を考える立場になるかはわかりません

そういう意味では、誰もがステップファミリー予備軍とも言えます

セメントベビーをもつときに大切な考え方を事前に知っておくことで、

なるほど!そういう対処方法があるんだな。知っておいて良かった

と心の準備ができるので、ぜひ参考にしてみてください。
≫ 参考:ステップファミリーを知るための完全マップ【全7記事で解説】
  

セメントベビーとは

セメントベビーとは、「子連れでの再婚・同棲の後に生まれてきた赤ちゃんのこと」を言います。

子連れ再婚した家族のことをステップファミリーと言いますが、その中で生まれてくる赤ちゃんがセメントベビーと呼ばれます。
  

セメントベビーという名前の意味

もともと「セメント」には、英語で「家族の絆を強くする」という意味があります。

しかし、日本では「セメント」=「コンクリート」=「冷たい」という印象があったり、問題が起きやすいことも重なり、セメントベビーという名前にあまり良いイメージを持たない人も多くいます。

※ガールズちゃんねる「ステップファミリーの方、集まれ!」投稿より

こういったセメントベビーの冷たい・固いイメージを払拭するために、「セメントちゃん」と呼ぶようにしている人もいます。
  

セメントベビーに関する悩み

ステップファミリーでは、

  • セメントベビーはうまくいかない
  • セメントベビーは家族を崩壊させる

ということが頻繁に言われたりします。

では、ステップファミリーでセメントベビーをもつと、具体的にどういった問題が起きやすいのか。

血が繋がっている実の親・血が繋がっていない方の親 (継親)・連れ子 (継子)、それぞれの立場から見ていきたいと思います。
 

セメントベビーの悩み(継親)

これまで継子を可愛いがってきたけど、セメントベビーが生まれると心が一変。どうしても、実の赤ちゃんの方が圧倒的に可愛く思えてしまう。。

急に血の繋がりに対する意識が芽生えて、継子を疎ましく感じるようになってしまった。ちょっとしたことでもイライラする。。

このように、ステップファミリーではセメントベビーが生まれると、継親の心境は一気に変わってしまうことがよくあります。

子ども好きで、それまで継子を実子のように育ててきた人ですら、いざセメントベビーが生まれると「愛情の差を感じてしまう」といいます。

自分がセメントベビーを身籠って産んだ女性の人なら、その違いをより一層感じてしまうのかもしれません。

セメントベビーと継子との愛情の差から、「継子とはあまり関わりたくない」と心に決めてしまう人もいれば、

  • 私は親失格だ
  • 継子を実子と同じように可愛いと思えない自分はダメ親だ

と、罪悪感・ストレスを感じながら子育てをしている継親もたくさんいます。

特に真面目で「子どもたちにとって良い親になろう!」という思いが強い人ほど、こういった心の重圧を感じやすい傾向にあります。
  

セメントベビーの悩み(実親)

夫がセメントベビーばかり可愛がり、継子にはしょっちゅう怒鳴るので、子どものために離婚も視野に考えてます。

妻が、セメントベビーと継子の愛情の差を感じてしまって、ストレスを抱えていて辛そうだ。フォローしたいが、なんて声をかければいいのか。。

母親が実親の場合、夫の血の繋がりのない継子に対するあからさまな態度の急変に、怒り・不満を感じるケースは多いです。その結果、「子どものために離婚を考える」という母親もたくさんいます。

これが、再婚者の離婚率が高いことや「セメントベビーは家庭を崩壊させる」と言われている一因にもなってしまっています。
  

セメントベビーの悩み(継子)

新しい赤ちゃんが生まれたら、僕はもう愛されないのかな。

(ちょっとでもセメントベビーが優先されたとき)あ、やっぱり私は本当の子じゃないんだな。

ステップファミリーでは、継子の精神状態というのはとても繊細になるものですが、セメントベビーが生まれるとそれはより一層となります。

セメントベビーが生まれたとき、継子が0〜3歳とまだ小さければ、自分がステップファミリーにいるということもわからないと思います。

しかし、自我が芽生えて、状況が見えてくる4歳〜の継子であればそうはいきません。

一般的な家庭では何でもないようなことでも、継子は寂しさ・孤独感を感じてしまいます。

継子が寂しさを感じやすいシーン
  • 継親が家に帰ると、継子ではなく、先にセメントベビーの元へ行く
  • 継親が、形がキレイな方の料理をセメントベビーにあげた
  • セメントベビーにあげたお菓子が、継子のものより大きかった
  • セメントベビーが生まれてから、継親の継子への会話が減った

こういった些細な違いでも、継子の心は傷つきやすくなります。

自分は、継親にとって本当の子じゃない。。

とどこかで認識しているからこそ、扱いのちょっとした差に敏感に反応してしまうんです。
   

セメントベビーに対する、それぞれの意見

上記の悩み・問題が発生しやすいこともあり、ステップファミリーになっても「セメントベビーは持たない」と決める方も多くいます。

セメントベビーが生まれたら、継子を可愛いと思えなくなるんじゃないかと不安だ。それだと継子が可愛そうだから、セメントベビーは諦めよう。。

セメントベビーと継子。平等に愛情を持てないのは親として失格だから、やめておこう。

また、周り・世間からの反発の声も、この消極的な姿勢にさらに拍車をかけています。

セメントベビーに対するの反発の声
  • 継子がかわいそうだから、セメントベビーはやめておきなさい
  • 継子との関係もできてないのに、セメントベビーをもつのは理解できない

しかし、その一方で、セメントベビーが生まれたことによって「家族の絆がさらに深まった」という人もたくさんいます。

継子がお兄ちゃんとして、率先して子どもにいろんなマナーや勉強を教えてくれて助かってます。

血の繋がりはなくても兄弟の絆が生まれた。継子が子どもの相手をしているのは、見ていて微笑ましい。

確かに、反対意見にある「継親と継子のコミュニケーションがほとんどできていない状態なのに、セメントベビーを作るのは良くない」という意見には賛成です。

なぜなら、セメントという言葉には「家族の絆を強くする」という意味があるものの、「セメントベビーがポンっと現れた瞬間、距離が一気に縮まる」という魔法のようなことはないからです。

なんとかなるだろう」と対策なしに実態のない根拠だけでセメントベビーをつくろうとすると、ほとんどの場合は失敗し、ステップファミリーは崩壊します

それだと、家族の仲を深める重荷をすべて生まれてくる赤ちゃんに背負わせることにもなり、逆にセメントベビーがかわいそうです。

そうではなく、本来「セメント」という名には

  • もともとステップファミリー内で、ある程度の関係ができている
          ↓
  • そこへセメントベビーが加わる
          ↓
  • 関係がさらに強くなり、絆を深めてくれるきっかけになる

という意味が込められています。

なので、しっかりとした対策さえできていれば

赤ちゃんがほしいけど、継子が可愛そうだから..

と完全に諦めてしまう必要はありません。「セメントベビーがいてくれて、本当に良かった」という声は確実にあります

では、具体的にどういったことに気をつけてセメントベビーを作ればいいのか。次章にて、ポイントを6つ解説していきます。
   

セメントベビーをもつときに大切な6つのこと

①継親と継子の関係がある程度できてからにする

これは、セメントベビーをもつときの絶対条件です。

なぜなら、ステップファミリーにおいて、ある程度の会話・お互いを認める意識もない中でセメントベビーが生まれてきてしまうと、継子は孤独感・寂しさを強く感じてしまうからです

中には、

継子は自分に懐いてくれないし、可愛くない

という継親の方もいるかもしれません。しかし、継子との絆はすぐにできあがるものではありません。継親としての愛情も、数ヶ月一緒に住んだら湧いてくる、ということもないです。

そうではなく、長い月日を一緒に過ごしていくと、徐々に「ともに生活をしていく一つのチーム」みたいな仲間意識のようなものが芽生えてきます。

その仲間意識が芽生えるまで、どれだけお互いが相手を理解しようと努力しても、最低2〜3年以上はかかると言われています。

それでも、一緒に生活する期間が長くなると、少しづつ継親・継子ともに

  • 家族の中での居場所
  • 落ち着き
  • 家族間のつながり

を感じることができ、次第にお互いに対して仲間意識を持てるようになっていきます。

大切なのはその間、継親が継子とのコミュニケーションを断つことなく、日々少しずつでもいいので向き合ってあげることです

ある意味、ステップファミリーの初期段階では、

最初は関係がうまくいかなくても普通のことだよな。焦らずゆっくりと関係を作っていこう。

と割り切ってやっていけるかがポイントになります。
  

②事前に継子の意思も聞いておく

意外とないがしろにされがちなのですが、セメントベビーを計画するときは子供にも

  • 弟はほしい?
  • 妹ができたらどう思う?

と、事前に気持ちを聞いてあげるようにしましょう。

継子も家族の一員です。セメントベビーをもつという、家族の大切な決定事項なのに

自分の意見は聞いてもらえなかった

となれば、継子は疎外感を感じてしまいます。

もちろん「下の子なんかいらない!」と反対されるかもしれません。ですが、そんなときはなぜ反対なのか、理由も聞いてあげましょう。

継子が、セメントベビーが生まれると不安に思うことは何なのか。それに対し、親が対処できることは何か。家族で話し合う機会があれば、継子に安心してもらうきっかけができるかもしれません。
 

③継子が物心つく前なら、作りやすい

継子がまだ物心つく前の幼い子ども(3歳以下)であれば、例外的にセメントベビーをもつきっかけにしても良いかもしれません。

もちろん「絶対にうまくいく」とは言い切れませんが、継子の年齢が上がるにつれて、セメントベビーをもつハードルがどんどん上がっていくことも事実です

継子が4歳〜になれば、自分の意思を持ち始め、言葉も発することができます。離婚・再婚という意味もわかり、セメントベビーをもつことに反対されることもあるでしょう。

さらに小学校高学年〜になれば、思春期も重なって、その感情はより複雑になります。

ただ、継子の年齢が低いほどセメントベビーを迎えやすいのは事実ではあるものの、その時点で

  • 継親と継子との関係性
  • お金の面
  • 子育ての時間の確保

といった項目をクリアしていることが大前提なのは、言うまでもありません。
 

④継子とセメントベビーで感じる愛情の差を受け入れる

ステップファミリーでセメントベビーが生まれると、継親の気持ちには、どうしても継子との愛情の差は発生します。

継子も生まれてくる赤ちゃんにも、変わらずに愛情を持って育てるぞ!

と意気込んでいた継親も、内から湧き出てくる愛情の違いに戸惑ってしまうケースはよくあります

そして、セメントベビーと継子で感じる愛情の差から

同じように子どもを愛せない自分は親失格だ。。

と、自分に対する嫌悪感・ストレスを感じながら育児をすることになってしまいます。

しかし、多くの人の体験談・ステップファミリーの専門家からも言われていることが

セメントベビーと継子で、感じる愛情の差が生まれるのは仕方のないこと

ということです。

もしあなたが「セメントベビーが生まれてから、継子を可愛いと思えなくなった。」と悩むことがあれば、一度その感情を認めてみてください。

それが「正しい」or「正しくない」という判断は置いておいて、素直にそう思っていることを受け入れます。

自分の感情をありのままに認めてあげることができると、少しずつ冷静になれてきて、今の状況を客観的に見ることができます

ステップファミリーの子育てにおいて、セメントベビーも継子も平等に扱うためには、継親本人が心を落ち着けている必要があります。

継親が自分への嫌悪感・ストレスを感じながら育児をしても、継子にもセメントベビーにとっても、きっと良いことはありません。

そのために、まず心を落ち着ける作業が必要です。そして、それができると、

セメントベビーほど可愛いとは思えなくても、継子のために必要なコミュニケーション・フォローはしてあげるようにしよう。

と心を切り替えることができます。
 

⑤継子へのフォローを優先的に

セメントベビーが生まれると、物心ついた継子なら

自分はもう愛されないんじゃないか。。

と少なからず不安に思っています。なので、そんな精神的に不安定な継子へのフォローは、ステップファミリーでは必要不可欠です

継子はちょっとした親の態度・扱いが違うだけでも、寂しさを募らせてしまいます。そのため、オススメなのが「子どもに何かしてあげるときは、セメントベビーより継子を優先する」ということです。

え、それじゃ平等な扱いにならないんじゃないの?

と思うかもしれませんが、継親自身の内から感じる愛情の差を考えると、継子を優先的に扱うことで、結果的にセメントベビーと同じように子育てができるようになります

実際、ステップファミリーの芸能人の例を見ても、

  • 明石家さんまさん:IMALUさんが生まれても、大竹しのぶさんの連れ子である二千翔(にちか)さんへのスキンシップを、家に帰ったら一番に優先していた
  • 堀ちえみさん:オムライスのような皮が破れやすかったり、形の良し悪しが出やすい料理を子どもに出すときは、必ずキレイなほうを継子に出していた

2人とも「セメントベビーが生まれたら、継子へのフォローがより一層大切だ」と感じていたからこそ、このように優先的に接していました。

セメントベビーが生まれたあとは連れ子を優先してあげるくらいの方が、結果的に平等に扱うことができるのでオススメです。
   

⑥セメントベビーも継子も、継親をニックネームで呼んでもらう

こちらは、明石家さんまさんが継子・セメントベビーを平等に扱うために行っていたアイデアです

さんまさんは、継子である二千翔さんに「いきなりお父さんと呼べと言われても難しいだろうから、ボスと呼んでくれ」とニックネームで呼んでもらうようにしていました。

そして、セメントベビーであるIMALUさんが生まれると、2人とも平等な扱いにするために、IMALUさんにも「ボス」と呼んでもらうようにしていました

こういった配慮もあり、離婚後も家族の仲は良好で、さんまさん・大竹さん・二千翔さん・IMALUさんは4人で集まって誕生日を祝ったり、交流を続けています。

さんまさんが教えてくれたこのアイデアは、ステップファミリーで信頼関係を築いていく上でとても有効な方法なので、ぜひ活用していきましょう。
 

セメントベビーに関する無料の相談窓口

セメントベビーについて悩むことがあったら、ステップファミリーに関する無料の相談窓口を利用するのもアリです。

ステップファミリー・セメントベビーに関する情報は、認知度の低さもあり、日本ではまだまだ少ないのが現状。そのため、身近にいる人に相談しても、

  • 自分が決めた再婚でしょ!最後まで親として頑張りなさい!
  • 弱音をはくなんて、継子が可愛そう

と精神論で突き返されることもしばしばです。

そこでオススメなのが、ステップファミリーに関する無料の相談窓口です。

日本では、まだまだステップファミリーに関するサポート機関は少ないですが、その中でも貴重な無料相談ができる窓口を2つご紹介します。

2011年4月より子連れ再婚家庭(ステップファミリー)の当事者団体として任意活動を実施。

ステップファミリーが抱える問題を社会が理解し、必要な支援が進み、シングルマザー、シングルファザーが暮らしやすい世の中になるように支援を行っているサポート団体。

ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン。2001年に活動をスタートし、ステップファミリー支援情報と教育プログラムの提供をする非営利団体。

長年に渡って研究者が蓄積してきたステップファミリーの調査研究をもとに、子連れ再婚家庭へのサポートを実施。

どちらの団体も、ステップファミリーに関する長いサポート経験・蓄積された情報があるため、セメントベビーについても有益なアドバイスを得ることができます

周りの人に相談しても、良い答えが得られない。。

セメントベビーについて、誰に相談していいかわからない。。

と感じた場合は、ぜひ一度これらの無料相談窓口に電話をしてみてください。
   

セメントベビーを諦める必要はない

日本では、多くのステップファミリーが、継子との関係悪化を恐れて「セメントベビーは作らない」と決めてしまうケースが多いです。

しかし、時間をかけて継子とのコミュニケーションが取っていければ、継子もセメントベビーの存在を「実の弟妹」として喜んでくれます

その証拠に、うまくいっているステップファミリーでは、セメントベビーが生まれてからも

継子がセメントベビーである息子をちゃんと叱ってくれる。今では、一番頼りになるお兄ちゃんです。

継子がセメントベビーである妹と、本当の姉妹のように親しくしていてくれて助かっています。

というような声も多く聞かれています。

ステップファミリーでちゃんと関係ができていれば、セメントベビーは文字通り「家族の絆をさらに強める存在」となってくれます。そして、継親と継子の結びつきを更に強めるきっかけにもなります。

なので、「セメントベビー」=「諦めたほうがいい」と思うのではなく、安心して家族に迎え入れるにはどう対策すべきなのかを、一度ぜひパートナーと話し合ってみましょう。

また、記事を読んで

いつかまた素敵なパートナーと出会って、その人との子供もほしい

と思えたシングルマザー・シングルファザーの方は、あなたの理解者が見つかるオススメの出会いの場を下の記事にてご紹介しているので、よろしければこちらもどうぞ。
≫【断言】子連れ再婚の出会いにマッチングアプリが良い3つの理由

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