
パートの仕事では生活が苦しいので、資格を取りたい

子供を大学に行かせるために、看護師の資格を取りたい
というシングルマザーの方へ、
というお話をします。
・経済的な支援を受けながら、資格を取れる
・生活が楽になる
シングルマザーの資格取得の支援制度は3つ

国が、シングルマザーの資格取得を支援してくれる制度は、主に3種類あります。
- 自立支援教育訓練給付金
→受講料の60%を負担してくれる
- 高等職業訓練促進給付金
→生活費の援助(月額7〜14万)
- 高等職業訓練促進資金貸付事業
→入学準備金(上限50万)・就職準備金(上限20万)の貸付。そのあと、その地域で5年勤務で返済不要に。
順番に解説します。
①自立支援教育訓練給付金(受講料)
資格取得を目指すシングルマザーが、指定された講座を受けると、その入学金・受講料を支給してくれる制度です。返済の必要はありません。

資格を受けたいけど、受講料を払うお金がない。。
というシングルマザーの方は必見の支援制度。
▪支給金額
入学金・受講料の60%
※支給額が12,000円未満の場合、支給なし
▪支給金額の上限
・一般 or 特定一般の指定講座
→20万円まで
・専門実績の指定講座
→80万円まで(修業年数×20万円)
▪対象者
・20歳未満の子供を扶養しているシングルマザー・シングルファザー
・児童扶養手当を受けている、または同等の所得である
・これまでの就業経験・技能・資格の取得状況・労働状況などから判断して、受ける講座がその人の適職に就くために必要だと判断される場合
▪指定の講座
国から指定された講座は、こちらのサイトから検索できます。
・厚生労働省 教育訓練給付制度 検索システム
取り扱っている資格のジャンルは、主に下のとおり。
- 介護福祉
- 社会福祉
- 看護
- 准看護
- 美容
- 歯科衛生士
- 保育
- 調理師
- 栄養士
▪申請方法
市区町村の子ども課 or 福祉課で、必要書類を提出します。必要書類は市区町村によって違うので、個別に確認してみてください。
※注意
必ず講座を受ける前に、市区町村の窓口に行ってください。事前に審査があるので、先に受講してしまうと給付金がもらえなくなります。
▪給付金を受け取れる時期
指定講座を修了したあと
②高等職業訓練促進給付金(生活費)
資格を取るために1年以上学校に通う場合、シングルマザーの生活費を支援してくれる制度です。
月7万円〜と支給される金額がかなり大きく、返済も必要ありません。

資格を勉強している間、生活費を稼ぐ時間がない。。
というシングルマザーは絶対チェックです。
▪支給金額
修学期間中の生活費
市民税 非課税の世帯:月額100,000円
市民税 課税の世帯:月額 70,500円
修学期間中の生活費(最後の1年)
市民税 非課税の世帯:月額140,000円
市民税 課税の世帯:月額110,500円
修了後の就学準備金
市民税 非課税の世帯:50,000円
市民税 課税の世帯:25,000円
※市民税 非課税の世帯の目安:年収100万円以下の世帯
なんと、資格学校に通うだけで、月7万円〜も給付されます。
さらに、最後の1年間は月々4万円プラスに。
さらにさらに、資格を修了したときのお祝い金までも。
ただし、全員が受けれるというわけではなく、対象となる人には限りがあります。
▪対象者
・自立支援教育訓練給付金の対象に該当する
・仕事(育児)と修学の両立が、困難であると判断される
▪対象の資格
- 看護士
- 准看護師
- 介護福祉士
- 保育士
- 理学療法士
- 保健師
- 美容師
- 栄養士
- 調理師 など
▪申請方法
市区町村の子ども課 or 福祉課で、必要書類を提出します。必要書類は市区町村によって違うので、個別に確認してみてください。
※注意
こちらも事前に審査があるので、先に学校を決めてしまうと給付金がもらえなくなります。修学する学校を決める前に、市区町村の窓口に行ってください。
▪給付金を受け取れる時期
修学期間中、もしくは申請した翌月から
③高等職業訓練促進資金貸付事業 (頭金の支援)
先ほどご紹介した、高等職業訓練促進給付金を受けるとき

資格を取りに学校へ通いたいけど、入学金を用意するお金がない。。
というシングルマザーの方へ、入学の頭金を借してくれる制度です。
▪貸付金額
入学準備金:上限50万円
就職準備金:上限20万円

え?貸付ってことは、あとで返さないといけないの?それはちょっと。。
と思ったシングルマザーの方。
実はこの支援制度、下記の2つの条件を満たすと返済が不要になるんです。
- 卒業後1年以内に、資格を活かしてその地域で就職
- 資格を活かして、その地域で5年間仕事を継続
5年って長いような気もしますが、

この地域で、ずっと暮らしていきたい
と考えているシングルマザーなら、全然アリではないでしょうか。
ずっとそこで暮らすのであれば「70万円を無償でもらえる」ということになるので、超お得な制度です。
シングルマザーの資格取得の費用を、支援でどれだけまかなえるか

以上3つのシングルマザー向け支援制度を全て活用した場合、資格取得にかかる費用をどれだけまかなえるのか、検証してみます。※あくまで目安となります
- 児童扶養手当を受けている
- 3つの支援制度を利用
(高等職業訓練促進給付金は、市民税 課税世帯として利用)
▪ 看護師を目指す場合
公立専門学校(3年)に通う
→費用:相場100万〜200万円
《支援制度でまかなえる金額》
入学金・受講料:110万円(60万+50万)
生活費:386万円
合計:496万円
▪保育士を目指す場合
指定校の専門学校(2年)に通う
→費用:相場200万〜300万円
《支援制度でまかなえる金額》
入学金・受講料: 90万円(40万+50万)
生活費:301万円
合計:391万円
▪栄養士を目指す場合
専門学校(2年)に通う
→費用:相場200万〜300万円
《支援制度でまかなえる金額》
入学金・受講料: 90万円(40万+50万)
生活費:301万円
合計:391万円
どうでしょうか?
大雑把な計算ではありますが、高等職業訓練促進給付金で受け取れる生活費も含めれば、「持ち出しなし」で資格を取得できそうですよね。
この3つの支援制度が、いかに資格を取りたいシングルマザーに有益な制度であるかが分かると思います。
シングルマザーが、資格以外で生活を楽にする方法

今回ご紹介したシングルマザー向け支援制度は、資格を取るときの経済的負担を減らすにはとても有効です。ただ、とはいえ、それでも貯金・生活費を切り崩さないといけなかったりはします。
そこで、マッチングアプリでのパートナー探しも、資格取得と同時並行でしてみることをオススメします。
経済的にも頼れるパートナーがいれば、学費は無理かもですが、ちょっとした食事代を負担してもらうなど、資格取得中の生活費を少しでも楽にできるかもしれません。
また、資格の勉強がわからずに心が折れそうになったときも、隣ではげましてもらえて頑張れます。
なぜ、シングルマザーのパートナー探しにマッチングアプリをオススメするかというと、理由は2つ。
- 忙しくても、すきま時間で利用できる
- 女性は無料で出会える
しかし、こう言うと
というシングルマザーの方もいるかと思います。
しかし、それはこういったマッチングアプリではなかったでしょうか?
- 会員数が多くて、有名
- 20代向け
こういったマッチングアプリは、シングルマザーにはオススメしません。なぜなら、初婚のライバルが多く、子供がいる人との出会いを希望する男性が少ないからです。
逆に、理解者と出会えるシングルマザーにオススメなマッチングアプリをこちらでご紹介しているので、ぜひよければどうぞ。
≫【断言】シンママの出会いこそマッチングアプリ【オススメは3つ】
まとめ
- 資格を取りたいシングルマザーは、3つの支援制度で約300〜500万円を援助してもらえるかも(一部条件あり)
- 資格取得と同時並行で、マッチングアプリでパートナーを探すことも、経済的にもメンタル的にもアリ
資格の取得を目指す際、ぜひ今回ご紹介した支援制度を活用してみてください。