実は生活が苦しくて悩んでいる…
子育て中のママへ、この記事をお送りします。
物価高で様々な商品の値段が上がり、子供を育てるのにかかるお金も増えていますよね。生活が厳しい家庭も多いのではないでしょうか。
そんな子育て世帯の貧困問題を解決するため、様々な支援やサービスが行われています。
具体的にはこちら。
- フードバンク・子ども食堂
- 無料・低額診療事業
- 無料学習会
記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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実は日本の子供の9人に1人が…子育て世帯の貧困問題
家計が苦しいのってうちだけ…?他の子育て家庭はどうなの…?
実は、生活費がかさんで貧困状態に陥る子育て家庭は多いです。
厚生労働省の調査によると、日本は子供の貧困率が先進国の中でも高い国。
現状の相対的貧困率は11.5%と、子供のうち9人に1人が貧困状態と言われています。
相対的貧困とは、収入や資産が少なく、
- 冷蔵庫や冷暖房器具が買えない
- 子供の学校の制服代や給食費が払えない
- 友人や親族の集まりに参加できない
など、同じ国・地域のほとんどの人ができていることができない状態のこと。
特にひとり親世帯の相対的貧困率は44.5%で、半数近くが貧困なんです。
参考元:こどもの貧困対策・ひとり親家庭支援 の現状について(こども家庭庁)
私たちReRe(リリー)がひとり親に実施したアンケートでも、「ご自身のご家庭が『貧困』だと思いますか?」という質問に、60%のひとり親が「思う」と回答しました。
数字だけでなく、自分自身で貧困を実感している人も多いようですね。
子供の貧困が引き起こす問題は様々ありますが、特に子供の将来に関わるものは深刻です。
例えば、
- 栄養面が偏ることで、体や心の成長がうまくいかなくなる
- 自己肯定感が低く育ち、努力をすることを諦めてしまう
- 進学を諦めてしまい、安定した収入を得るのが難しくなる
などの問題があるんです。
自分の子供をそんなふうにさせたくない…
というママさんは、ここからご紹介する貧困家庭に向けた支援・制度をぜひ利用してみてください。
貧困に悩む子育てママを支援する制度・サービス3選
①フードバンク・子ども食堂(食の支援)
1日3食つくるのが厳しい…
栄養のある食事を用意できてない…
のなら、フードバンクを利用してみましょう。
フードバンクとは、食べ物に困る人に無料で提供してくれる場所。
各地域で低収入の人向けに、食料の無料配布を行っています。
もらえる食品は、
- レトルト食品
- 缶詰
- お米
- お菓子
など生鮮食品以外が多いですが、これらが無料で手に入れば、野菜や肉・魚を買うお金に回せます。
首都圏や関西圏などで直接配布している団体もあれば、自宅に配送してくれる団体もあります。
食料提供を行っている主な団体はこちら。
ひとり親だと、
- ひとり親家庭等医療費助成を利用している
- 児童扶養手当を受給している
などが必要な団体もありますが、経済状況を申告すれば援助を受けられることもありますよ。
各団体のホームページを確認してみてください。
子ども食堂は、無料(安い価格)で食事を提供してくれる場所。
2012年に誕生してからここ数年で急増し、2023年時点で全国に9000ヶ所以上あるとされています。
- 栄養バランスが整った食事を提供してもらえる
- 子供一人でも参加でき、他の人と一緒に食事ができる
- 地域の人との交流が生まれる
など利用するメリットはたくさんあります。
各地域で民間の団体が開催しているので、毎日開催の食堂から不定期開催の食堂まで様々です。
こちらもお住まいの地域にどんな団体があるのか、調べてみてください。
②無料・低額診療事業(医療の支援)
無料・低額診療事業は、「低所得者」「ホームレス」「DV被害者」などの医療費を、減額、免除する制度です。
あなたが低所得者だと認められれば、医療費の自己負担が軽く(なく)なります。
どれくらいの費用が免除されるの?
と思った方は、まず対象の医療機関の窓口に貧困で困っていると相談してみてください。相談内容により、どれくらい免除されるかが違います。
対象となるのは全国約700 か所の医療施設。
「無料低額診療事業 ○○(お住まいの都道府県または市区町村)」で検索すれば調べられます。
例えば、東京都の該当施設は下記です。
医療施設にいきなり相談するのは抵抗がある…
という人は、
- 福祉事務所
- 社会福祉協議会
などに相談してもOKです。
あなたがひとり親であれば、医療費には「ひとり親家庭等医療費助成制度」も利用できます。
ひとり親家庭等医療費助成制度では、医療保険の対象となる入院や通院にかかる医療費や薬代の一部または全額を支援してもらえます。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。
参考:【有益】シングルマザーがお金がない時に助かる16の手当・支援制度
③無料学習会(学習の支援)
食事や医療のお金は出せても、塾までは行かせられない…
勉強を見ている余裕がない…
という人には、NPOなどが主催する無料学習会がおすすめです。
例えば、認定NPOのキッズドアでは、都内や仙台市、神戸市などで、子供の受験勉強や学校の補習を見てくれる学習会を開催しています。
そのほかにも、各地域ごとに無料で勉強を見てくれる団体があるので、お住まいの地域で検索してみてください。
また、学習の支援と近いもので「体験格差」を解消するための支援も行われています。
体験格差とは、旅行や塾、習い事、休日に友達と一緒に遊ぶなど、学校外で行われる体験機会に差があること。
2022年の実態調査では、
- 貧困家庭(年収300万円以下の家庭)の子供の約3人に1人が、1年を通じて学校以外の活動を何もしていない
- その差は年収600万円以上の家庭と比べて3倍近くある
参考元:子どもの『体験格差』実態調査(チャンス・フォー・チルドレン)
とわかりました。
学校の勉強はもちろんですが、学校以外の教育の機会も子供の成長には大切です。
例えば、貧困家庭の子供が習い事を無料で受けられるようにしたり、コンサートや動物園などの体験に無料招待したりする活動があります。
など、気軽に登録できるので、ぜひ利用してみてください。
ひとり親なら行政の手当も利用しよう
ここまで受けられる支援をご紹介しましたが、ひとり親の方であれば自治体が様々な手当を用意しています。
例えばこちら。
- 児童扶養手当
- 児童育成手当(東京都在住者のみ)
- ひとり親家庭等医療費助成制度
- ひとり親家庭の住宅手当
児童扶養手当は収入によりもらえる金額が異なり、児童育成手当以下の3つは、お住まいの自治体によりもらえる条件や金額が変わります。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
参考:【有益】シングルマザーがお金がない時に助かる16の手当・支援制度
子育てママが貧困の悩みも話せるコミュニティ、あります
ここまでご紹介した支援のほかに、貧困でしんどい子育て中のママには「悩みを話せるコミュニティの利用」もおすすめします。
生活に直結する支援ではありませんが、
- 生活の苦しさを分かち合うことで心が軽くなる
- 視野が広がりポジティブになれる
などが期待できるからです。
私たちReRe (リリー)が運営するコミュニティアプリ「Shin-mama friends (シンママフレンズ)」もその一つ。
シングルマザー専用ですが、無料で利用でき、気軽に始められます。
Shin-mama friends (シンママフレンズ)には、トークテーマごとに掲示板があります。
貧困の悩みはもちろん、シングルマザーならではの悩みが相談できたり、節約や子育てのことで新たなアイディアがもらえたりもしますよ。
実際、Shin-mama friendsでママ友を見つけた方からは、喜びの声が届いています。
- 悩みを相談させていただいて、似た境遇の方やアドバイスに救われました(30代女性)
- 同じ悩みを抱えてる人に出会えることができてよかったです(40代女性)
シングルマザーの方なら誰でも利用できるので、ぜひ登録してみてください。
※無料で利用できます
以下の記事でも詳しくご紹介しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。
≫ シンママの友だちが見つかるコミュニティアプリあります【無料】