【死別の父子家庭向け】子供の心に必要なケア、「グリーフケア」とは

死別の父子家庭の方に、ぜひ知ってもらいたい言葉があります。

それが「グリーフケア」です。

グリーフは、英語で「大切な人の死による深い悲しみ」「悲痛」という意味。

つまり、グリーフケアとは、死別などによって悲嘆に暮れている人が、悲しみから立ち直れるようそばで支えることを指します

グリーフケアは子供に対して特には重要で、うまくケアできなかった場合、後に非行に走ったり、引きこもってしまう可能性があると言われています。

子供のグリーフケアにおける、

  • 推奨されること
  • しない方がいいこと

をそれぞれご紹介するので、死別で父子家庭になられた方はぜひ参考にしてみてください。

目次

死別の父子家庭で子供に対して推奨されること

子供の反応は千差万別であることを知る

死別を経験した子供の反応は千差万別と言われています。

  • 【情緒面】悲しみ・怒り・泣く・恐れ・不安・気分のむら・抑うつ・興奮・罪悪感
  • 【行動面】乱暴・落ち着かない・はしゃぐ・上の空になる・何事もなかったように振る舞う・活気がない
  • 【身体面】頭痛・腹痛・倦怠感・めまい・食欲不振・不眠
  • 【社会面】退行・親から離れない・攻撃的な行動・ひきこもる・学習に集中できない

乱暴になったり、攻撃的な行動をとることがあった場合、大人からすると「問題児だな」と捉えがちですが、子供にとってはごく自然なグリーフ反応です。

また、急に落ち着いたり、何事もなかったかのように振る舞ったり、明るい絵を書いたりすることがあります。

これらは一見、

そこまで落ち込んでないのかな?

と思われがちですが、実は「どう対応すればいいかわからない」「グリーフに向き合える状態ではない」ということの現れだったりします

そのほか、不安感から一人でご飯を食べれなくなったり、親から離れられなくなるといった退行(赤ちゃん返り)が起きることもあります。

これらのグリーフ反応は、そのときの場面・成長による死への理解の変化によって、形を変えて現れたりします。時間の経過とともになくなるわけではありません。

そのため、状況に応じた継続的なサポートが、死別の父子家庭では求められます。
    

母親の死は子供のせいではないことを伝える

死別の父子家庭において子供は、母親の死に対して「自分のせいだ」と罪悪感を感じていることがあります。

  • いい子じゃなかったから、お母さんは死んじゃった
  • 心配をかけていたせいで病気になった
  • お母さんを疲れさせなければ、交通事故にあうこともなかった

このような思いを子供は胸に秘め、自分を責めてしまうことがあります。

そのため、死別の父子家庭では、子供に以下のことを伝えてみてください。

  • 人は悲しこと、辛いことがあったとき、自分のせいだと考えてしまいやすいこと
  • お母さんの死は、きみのせいではないこと

罪悪感というグリーフも子供の中で繰り返し起こるので、時折こういった言葉をかけて、そばで支え続けていくことが大切です。
     

死別の父子家庭で子供にしないほうがこと

子供の質問にあいまいに答える

死別の父子家庭において、子供が「お母さんはどうしちゃったの?」と質問することがあります。

このとき、「お母さんは長い旅に出ているんだ」「眠っているんだよ」といった、あいまいな答え方はしないほうがいいです。

理由は下記2つ。

  • 言葉のとおり受け取ってしまい、さらに不安を強めてしまう
  • 子供がグリーフと向き合おうとしているのを阻んでしまう

子供は純粋に真実を知ろうとします。
あいまいな答え方をしてしまうと、間違った真実を信じてしまい、混乱・不安を助長させてしまいかねません

例えば、

  • 大人「お母さんは長い旅に出ているんだ」
  • 子供(お父さんもいつか出ていってしまうんじゃないか..)
        
  • 大人「眠っているんだよ」
  • 子供(眠るのが怖いな..)

   
また、子供はどんなに小さくても、その年齢なりに「死」というものを感じています

真実を知ろうとしているところへ、

まだ小さいから知らせなくていいよな

という態度をとってしまうと、子供がグリーフと向き合おうとするのを阻むことになってしまいます。

そのため、母親の死について聞かれたときは、できるだけシンプルに真実をありのまま伝えるようにしてみてください

もちろん、あなた自身が辛くて伝えられないという場合もあると思います。

その際は無理をせず、「今はお父さんも辛くてちゃんと説明できないから、ちゃんと説明できるようになったら言うね」と話すと良いです。
    

母親の話を避ける

死別の父子家庭において、母親の話を避けようとするのも、あまり望ましくありません。

もちろん、あなた自身が辛かったり、子供に動揺が見られるようであれば別です。

ただ、そうでない場合は、あなたが母親の話を避けていると子供はそれを感知し、

「お母さんの話をすること」=「良くないこと」

と認識してしまいます。

そうすると、子供は母親に対する気持ちを表現する場を失い、グリーフに対処できなくなってしまいます

子供がグリーフと向き合おうとしている歩みを止めないためにも、母親について話したり、質問しやすい空間作りを心がけてみてください。
    

グリーフケアの専門家もいる

死別の父子家庭における、子供の心へのケアについてご紹介してきましたが、状況によっては「どう対処すればいいかわからない」というケースもあると思います。

そんなときは、グリーフケアの専門家にアドバイスを求めるのもオススメです。

数は少ないものの、日本にはグリーフケアを専門とするNPO法人・一般社団法人があります。

また、日本グリーフケア協会より認定を受けた「グリーフケア・アドバイザー」という人たちもいます

死別後の子供とのコミュニケーションで悩んだときは、ぜひ「お住いの地域 グリーフケア」と調べてみてください。
    

同じ死別の経験をした仲間と出会える場

グリーフケアにおいて、同じ境遇にいる人と辛さ・大変さを分かち合うのも有効な手段になります。

そこで、同じ死別を経験されたひとり親の方と出会える場を2つご紹介します。
    

エミナル:死別の父子家庭・母子家庭の交流会

イメージ画像

エミナルは、配偶者を亡くしたシングルファザー・シングルマザーのための交流会です。

比較的若い人たちが集まっているようで、子育ての相談などもしやすくなっています。

今はコロナの影響でオンラインでの交流会となっているので、地方にいる方も参加しやすくなっています。

気になる方は下記HPをどうぞ。

エミナル
    

ReRe:死別のシンパパの理解者と出会える恋活・婚活アプリ

死別のシンパパとの恋愛を希望してくれる女性と出会いたいんだけど、なかなか見つからない..

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ReReは、

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