「シングルマザーの再婚は難しい」って聞くけど、本当?
婚活したいけど、子供のことを考えると再婚って現実は厳しいの?
と不安を感じているシングルマザーへ。
残念ながら事実で、理由がこちらの3つ。
- シングルマザーOKの男性は少数派
- 周囲からの反対に合う
- 男性と子供の関係作りの難しさ
しかし、ちゃんと対策ができれば、失敗せずに幸せな家庭を築くことは可能です。
その方法について、詳しく解説していきます。
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シングルマザーの再婚が難しい理由
シングルマザーOKの男性は少数派
IBJが未婚男性を対象に行ったアンケートでは、
Q. 結婚相手の理想の婚姻歴(未婚男性316名)
・初婚にこだわる :45.1%
・再婚 (子なし) OK :34.2%
・再々婚以上 (子なし) OK :3.5%
・再婚 (子あり) OK :3.9%
・再々婚以上 (子あり) OK :0.5%
・気にしない :11.1%
・その他 :1.7%
IBJ 2013年調査報告
悲しいかな、85%もの男性が「子供がいる女性は結婚対象外」と答えています。
男性側からすれば、
- 経済的に苦しくなる
- 世間体が気になる
- 血の繋がりのない子供を愛せる自信がない
といった理由が多いようです。
まず出会いの段階から「男性の大半が子持ち女性との結婚を望んでいない」という事実が、最初の理由になります。
何だったら、まだ「シングルマザーとの婚活は考えれない」と言ってくれる男性なら良いほうです。
最悪なのは、シングルマザーと付き合うと見せかけたヤリモク男に出会ってしまうこと。
残念なことに、
シングルマザー = 男に飢えているからヤレる
と考えている男性は少なからずいます。
こう聞くと、
男性の大半が無理でヤリモクにも会いやすいって、私には婚活って、そんなに難しいことなの?
と諦めモードになる方もいるかもしれません。
しかし、一方で注目してほしいのが、アンケートで15%の男性が「シングルマザーも恋愛対象」と答えている点です。
好きな女性だったら、シングルマザーでも真剣に付き合いたいし、結婚も考えられます
では、この15%の「シングルマザーとの結婚OK」の男性は、一体どこで見つかるのでしょうか?
「シングルマザーとの結婚OK」の男性と出会えない人の特徴
「シングルマザーとの結婚OK」の男性がいる出会いの場をちゃんと選べていない人の特徴がこちら。
- 街コンへ行く
- 合コンへ行く
- 一般的な婚活パーティに行く
- 一般的なマッチングアプリで婚活中
- 婚活は友人からの紹介頼み
1つでも当てはまっていたら、この先も読み進めてください..
まず、『街コン』『合コン』はもっともオススメしません。事前に相手のプロフィールが見えず、そもそも男性が婚活目的なのかどうかも分かりません。
『一般的な婚活パーティ』『一般的なマッチングアプリ』は、大半は初婚の子なし男女のために用意された出会いの場です。
初婚・子なしが多いということは、「シングルマザー = 恋愛対象外」と考える男性も多くなります。さらに、ライバルも初婚・子なし女性が多くなるので、厳しい環境と言わざるをえません。
最後の『婚活は友人からの紹介頼み』がなぜ良くないかというと、単純に
友人が「シングルマザーとの恋愛OK」の男性を紹介してくれるのは、かなりのレアケース
だからです。
ぶっちゃけ友人の立場からすると、知り合いにシングルマザーを勧めるのって、けっこうハードル高めだったりします。
期待しても無駄な場合が多いので、友人からの紹介はサブ的な婚活として考えるようにしましょう。
では、メインでは、どういった出会いの場で再婚を目指せば良いのでしょうか?
シングルマザーの再婚活にオススメな出会いの場
優先順位順に下の3つです。
- シングルマザー向けマッチングアプリ
- シングルマザー向け婚活パーティー
- 結婚相談所
下から順番に解説します。
<3位:結婚相談所>
スタッフが「シングルマザーとの再婚OK」で、あなたの条件に合った男性を見つけてきてくれます。
しかし、登録だけで数万円もする高い料金がネック。高収入な方は良いですが、子供にかかるお金で生活が苦しいシングルマザーは難しいでしょう。
<2位:シングルマザー向け婚活パーティー>
婚活パーティーには、結婚歴がある方や、シングルマザーを対象にしたものもあります。
実際、IBJ運営のPARTY☆PARTYには「シングルマザー×理解者の男性のみ」という婚活パーティー企画があります。気になる方は一度チェックしてみてください。
初婚が対象のものより、結婚歴がある方・シングルマザーを対象としている婚活パーティーのほうが、理解のある男性は多くなります。
ただ、デメリットを挙げるとすると
- 開催日時に合わせて子供を預けないといけない
- 料金が多少なりとも発生する
- 開催日程が少ない
- 限られたエリアでしか、やっていない
そこで一番オススメなのが、次の婚活方法です。
<1位:シングルマザー向けマッチングアプリ>
マッチングアプリを婚活に勧めると、
マッチングアプリって、なんか怖い..
過去にアプリでヤリモクに会ったし..
という方もいるかと思います。
しかし、それは次のアプリではないでしょうか?
- 10〜20代が多い
- 初婚が多い
- 恋活向け
こういったアプリは、シングルマザーが再婚相手を見つける場としてはオススメしません。
では、シングルマザーにオススメするマッチングアプリは何かというと、こちら。
- 30代以上が多い
- 結婚歴ありの人が多い
- シングルマザー向けである
まず、30代以上が多いほど収入・人生経験が豊富な男性が多くなり、シングルマザーでも受け入れてくれる器の大きい人の割合も増えます。
また、結婚歴のある人なら同じ「離婚」という辛い過去を経験している者同士、会話にも共感が生まれやすく、打ち解けやすいです。
最後の「シングルマザー向けである」とは何かというと、例えばこんなアプリ。
- 「シングルマザーも恋愛対象」という男性と確実に出会える
- 子供・育児に関する価値観が同じ男性と出会いやすい
- シングルマザーが知りたい or 知ってほしいプロフィール項目が豊富
こういったアプリのほうが、シングルマザーが自分に合った再婚相手を見つけるには断然オススメ。
シングルマザー向けのマッチングアプリであれば、
「シンママNG」という男性とやり取りして、時間・お金を無駄にしてしまった..
ということもありません。
そのアプリとは、ReRe(リリー) と ユーブライド というマッチングアプリで、違いはこちら。
- ReRe (リリー):女性無料。会員は「子供がいる人」と「子供がいる方との出会いを希望する人」のみ。
- [PR] ユーブライド:女性有料。プロフィール内で「子供がいる人との出会いの希望の有無」を選択できる。
詳しくは以下でまとめているので、よければどうぞ。
»【断言】本当にシングルマザーに向いてるマッチングアプリは2つだけ
周囲の反対に合う
反対は男性の親からだけではない
あなたが素敵な相手を見つけても、その男性との再婚が難しい理由が周囲からの反対です。
周囲とは、もちろん仲の良い友だちの場合もありますが、ほとんどは親。しかも、再婚相手の親だけでなく、シングルマザー自身の親からも反対に合うことがあります。
シングルマザーの再婚で、それぞれの親が抱える不満・不安がこちら。
- 初婚の女性はたくさんいるのに、なぜ大変なシンママを選ぶのか
- またすぐに離婚されるのではないか
- 義理の孫を愛せるだろうか
- 次はちゃんと上手くいく相手なのか
- 孫を愛してくれる人なのか
- 孫が虐待されないだろうか
こんなときにはどうすれば良いのでしょうか。
周囲の反対への対処方法
①三者が会える場を何度も持つ
お互いの親に再婚を認めてもらうには、とにかく再婚相手と親とあなたの三者で会って、コミュニケーションする機会を何度も持つことが大切。
最初は関係がギクシャクするかもしれません。
しかし、何度も顔を合わせて話しているうちに、徐々にお互いの距離は縮まっていきます。
そして、次第に親のほうも
- この女性なら、息子と上手くやっていけそうだな
- 子持ちだけど、中身は素敵な女性だな
- この男性なら、今度こそ娘を幸せにしてくれるな
- この男性なら、孫を虐待することもないだろう
と少しずつ思ってもらえるようになっていきます。
とはいえ、最初は反対の態度を示された時にはかなり萎えるかもしません。
ですが、「シングルマザーみんなが通る道だ」と半分諦めつつ、もう半分に覚悟を持って、親と会う機会を継続的に持つようにしてみてください。
②長期戦を覚悟する
「親に再婚を認めてもらおう」と思っても、すぐ上手くいくことはほぼ稀。数回会って親が態度を変えてくれなくても、感情的になってはいけません。
反対する親に再婚を受け入れてもらうには、そこはもう長期戦を覚悟するしかありません。
それができれば、親のほうも次第にその覚悟を認めてくれるようになります。
③反対の理由を聞いてみる
再婚になぜ反対なのか?
理由を、親に聞いてみることも有効な手段です。
具体的に不満・不安に思っていることが分かれば、対策も打ちやすくなります。
- 漠然と再婚は難しいと思っている
→ お互いを知る機会を何度も作って、不安を解消してあげる
- 経済的に難しいと思っている
→ 2人でどのように働いていくつもりか、プランを話す
- またすぐに離婚するのでは?と不安
→ あなたの離婚理由・次の再婚への思いを話す
- 子供が虐待に遭わないか
→ 子供と再婚相手が仲良く遊んでいるところを見せる
反対意見への対処方法を具体的に話すことで、親も不満・不安を和らげることができます。
そして、それ以上にメリットなのが、その過程で2人の真剣さを分かってもらえる点。
反対する親とちゃんと向き合うことができれば、次第に親も2人の覚悟を理解できるようになります。最初は辛いかもですが、ぜひ諦めずに頑張ってみてください。
男性と子供の関係作りの難しさ
シングルマザーのあなたと再婚を希望してくれる男性と出会えました。お互いの親の了解も得ることができました。しかし、いちばん大切なのは「再婚してから家庭が上手くいくか」です。
そして、「シングルマザーの再婚は難しい」と言われる最大の理由が、再婚後の生活にあります。
一番認識しないといけないのは、「血の繋がらない親子関係はやはり難しい」という現実です。
血の繋がらない親子での虐待件数
ここで、全てのシングルマザーに知ってほしいデータがあります。
下の表は、カナダでの「一般家庭」と「子連れ再婚家庭」の虐待件数を調査した結果。
データを要約すると、つまりこういうことです。
- 子供5歳以上:一般家庭の約26倍
- 子供5歳未満:一般家庭の約75倍
いかに、血の繋がりがない親子の関係作りが難しいかがわかります。
特に子供が5歳未満の幼児なら、細心の注意が必要。単に虐待の件数が多いだけでなく、子供の身体が小さければ、大人からの虐待で死に至ってしまう確率も高くなるからです。
データを見ると、よく言われる「再婚は子供が小さいうちに早くしたほうがいい」という言葉を完全に鵜呑みにしてはいけないことがわかります。
では、男性と子供の関係が上手くいかないとき、2人はどのようなことを思っているのでしょうか?
両者のそれぞれの思いがこちら。
- 連れ子が可愛いと思えない
- 話しかけているのに、無視される
- 言うことを聞かなくて、ムカつく
- 母の再婚相手が気持ち悪い
- 実の親じゃないのに親ヅラしてきて嫌い
- 前のお父さんのほうが良かった
子連れ再婚のケースでは、一般の家庭では普通によくある親子のもめ事でも、「血の繋がりがない」という事実が2人の溝を修復できないくらい広げてしまうことがあります。
こう聞くと、
好きな人ができても、一緒に暮らしていくのはやっぱり難しいの?
と落胆してしまうかもしれません。
しかし、難しいシングルマザーの再婚生活においても、崩壊の可能性を最小限にすることは可能です。
重要なのは「ステップファミリーの知識」です。
【欧米では当たり前】ステップファミリーの知識を活用しよう
ステップファミリーと聞いて、
何それ?
みんな知ってるの?
と思っても、日本では普通のことです。
ステップファミリーとは、シングルマザーが再婚したケースのような「血の繋がりのない親子関係がある家族」のことを言います。日本での認知率はわずか12%しかありません。
ただ、欧米では当たり前のように知られている言葉で、ステップファミリーに関する情報・教育・制度・支援機関なども充実しています。
欧米では、離婚・子連れ再婚が多いにも関わらず
「シングルマザーの再婚 = 難しい」
とはならず、
「子連れ再婚はごく一般的なこと」
として認知されています。
なぜなら、ステップファミリーに関する知識がちゃんと行き渡っていて、皆それを活用して対策することができているからです。
例えば、ステップファミリーの崩壊を防ぐ対策として、以下のようなことが推奨されています。
- 継親は、連れ子の親になろうとしなくても良い
- 連れ子から継親のことはニックネームで読んでもらう
- 連れ子が別れた親に懐いていたら、自由に会わせたほうが良い
- 連れ子を叱るときは、必ず実の親から
※継親:血の繋がりのない親のこと
2番目の「継親のことはニックネームで読んでもらう」は、知らない人も多いんじゃないでしょうか。
再婚相手のことを「お父さんと呼びなさい」と強制するシングルマザーの方も少なくありません。
しかし、明石家さんまさんも、大竹しのぶさんの連れ子である二千翔さんに自分のことをニックネームで呼ばせていました。
これら以外にも、ステップファミリーで推奨される親の行動・考え方はまだまだあります。
≫ 参考:ステップファミリーで、子供の気持ちに寄り添うために大切な5つのこと
また、シングルマザーの再婚によるステップファミリーは、日本だと
- 覚悟して決めたんでしょ。辛くても頑張りなさい
- 不満なんか言ってたら、子供が可愛そう
- もっと子供を愛そうと努力してみて
と自己責任論や、初婚家庭と同じように捉えられがち。本来、ステップファミリーに必要な助言・サポートを得られにくい現状があります。
そういった場合は、ステップファミリーの支援団体を知っておくことも重要です。
ステップファミリーの専門機関であれば、適切な助言をいつでも受けることができます。
≫ 日本におけるステップファミリーの支援団体【2つあります】
» 参考:シングルマザーが幸せな再婚をするための完全マップ【すべてわかる】
なんだかんだパートナー選びが最重要
今回の内容をまとめると、
- シングルマザーと結婚OKという男性は約15%
- 親からの反対に合う
- 再婚相手と子供の関係作りは難しい
- シングルマザー向けの出会いの場を選ぶ
- 三者で会える場を根気よく持ち続ける
- ステップファミリーの知識を活用する
シングルマザーの再婚は難しいという下馬評を覆すためには、訪れる困難に対して「みんな経験することだ」と、ある意味あきらめを持って長い目で向き合うことが大切です。
とはいえ、長い目で困難に向き合うためには、そばで支えてくれるパートナー選びが最重要。
その際は、ぜひオススメしたマッチングアプリで素晴らしい男性を見つけてみてください。
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