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【NPO法人mamaconcierge Wednesday】ママが安心して子育てできる環境を目指して

【NPO法人mamaconcierge Wednesday】ママが安心して子育てできる環境を目指して

母子家庭での生活が苦しくて、支援を受けたり、相談できる人がいてくれたらな..

という方へ、インタビュー記事をお届けします。

今回お話を伺ったのは、NPO法人mamaconcierge Wednesday(ママコンシェルジュウェンズデー)代表理事の小池さん。

無料でおもちゃや絵本を借りられる「おもちゃライブラリー」・こども宅食などの物資支援・子ども食堂など、幅広く子育て支援をされています。

ママが安心して子育てができることを目指されている小池さんに、活動の詳細や想いを伺いました。

※動画で視聴したい方はこちらからどうぞ

目次

生活が苦しいママへ食品・生理用品を支援

− ReRe

活動内容や、小池さんの自己紹介をお聞かせください。

− 小池さん

NPO法人mamaconcierge Wednesday(ママコンシェルジュウェンズデー)を運営しております、理事長の小池さや香と申します。
活動場所は北海道旭川市が中心なのですが、目標が「子育て環境を良くする」であるため、旭川市以外にも北海道内や、子ども食堂がない地域、今でしたら石川県の能登の被災地に行って支援もさせていただいています。

困っている方を探し出し、積極的にアプローチをして、子育てをしやすくする環境づくりをしている団体になっております。

− ReRe

地域を問わず、困っている方に手を差し伸べられているんですね。
ひとり親家庭に向けた活動では、どのようなことをされていますか?

− 小池さん

旭川市にある「おもちゃライブラリー」でおもちゃの貸出をしていたり、子ども食堂で毎週お弁当100食を無償で配布する活動をしているんですけど、その際にひとり親家庭の方には、おむつなどの生理用品・お米などの食品も一緒にお渡ししております。

2025年1月までなのですが、北海道内の子ども食堂がない地域や、ひとり親世帯の方に月2回、段ボールにおむつや生理用品・食材を入れてご自宅に発送する「子ども宅食」という事業も行っております。
また、石川県の能登地域にお住まいのひとり親世帯・困窮している子育て世帯へ、フードパントリーや、サニタリーパントリーといってオムツやナプキンを提供する配布会も2024年12月まで行っております。

− ReRe

支援を受けられた方からは、どのようなお声を寄せていただいていますか?

− 小池さん

オムツやナプキンをお渡しするときにアンケートをご記入いただいているんですけど、中にはひとり親になる前に、旦那様からDVを受けてしまって、お子さんの学童用品やいろんなものが捨てられてしまったという方がいらっしゃいました。

そんな中で、毎週毎週いろんなものをお渡しし、「精神的にもすごく助けられた」とおっしゃっていただけました。
あと、お子さんの学童用品の支援で、一時期はカバン、お弁当箱なども支援していたんですけれど、「支援がとても有り難かった」と伺っております。

− ReRe

ありがとうございます。
活動自体は、いつから始められたのでしょうか?

− 小池さん

任意のボランティア団体を立ち上げたのが2019年で、実際におもちゃ図書館などの活動を始めたのが2020年1月です。

− ReRe

もうすぐ5年、というところでしょうか。
これまでで、どれくらいの方を支援されてこられたのでしょうか?

− 小池さん

今、利用者の延べ人数が約1万3千人を超えたかな、っていうところですね。

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全国のひとり親からの相談を受付

− ReRe

ひとり親家庭を取り巻く環境について、活動される中で感じることがあれば、教えてください。

− 小池さん

ひとり親のお母様方から寄せられる相談では、ものすごく深刻な相談が多くて、「実家や職場の人との関係が良くなかったり、周りに頼れる人が全くいなくて、どこに相談したらいいか分からない」っていう声をたくさん頂くんですよね。

ママコンシェルジュウェンズデーでは、24時間365日、電話での相談や、インスタグラムやLINEからでも気軽に相談いただけます。
必ず個人情報を保護し、お母様の同意なしにどこか別の場所に相談をおつなぎしたり、お話をお伝えするっていうことも全くありません。

あまりアドバイスみたいなことはしていないんですけれど、「こういう相談先があるよ」とか、「お子さんの進学でお金がちょっと厳しい場合は、こういう奨学金の制度があって返済不要だよ」とか、いろんな情報をお伝えできるようにしています。
「困ったな」「苦しいな」「辛いな」っていうことがあれば、何でも、本当にどんな相談内容でも大丈夫なので、お話しいただけたらと思います。

− ReRe

全国どこの方でも、お電話などでご相談しても大丈夫なのでしょうか?

− 小池さん

はい、大丈夫です。
実際に、熊本や東京の方からもご連絡いただいていますし、北海道の旭川市から引っ越しをしてしまった方からもよく電話やインスタグラムを通じて相談を受けているので、どこの地域にいても相談がお受けできるようになっております。

− ReRe

とても心強いですね。

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無料でおもちゃを借りられる「おもちゃ図書館」

− ReRe

「おもちゃライブラリー」についても、詳しく教えていただけますか?

− 小池さん

おもちゃ図書館という施設が日本全国に300以上あり、ほとんどは利用料が無料で、一般のお子様だけでなく、ハンディのあるお子様専用だったり、いろんなおもちゃ図書館があります。
おもちゃ図書館は「おもちゃを無料で借りられて、自宅で遊んで、またおもちゃを返す」という仕組みの組織なんですよね。

おもちゃって、お子さんの発達とか成長に合わせて、すぐ使わなくなってしまったり、お子さんが飽きてしまったり、家が小さかったら「この大きいおもちゃは置けないよ」っていう場面がよくあると思うんです。
そんな方に向けて、おもちゃを貸し出している場所なので、ぜひお子さんにハンディーがあって「普通の子育て施設には行けないよ」とか、「おもちゃ買うことができない」っていうような方でも、ぜひ気軽に足を運んでみていただきたいと思います。

− ReRe

確かに、すぐに使わなくなってしまう場合もあると思うので、エコの観点からもすごく良い取り組みだなと感じました。

− 小池さん

みんなのいらないものや、捨てられるおもちゃは、誰かの宝物になることも多いので、すごく良いシステムだなって思いながら、いつも運営をしています。

− ReRe

とても素敵ですね。

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夜間母子一時避難シェルター・こども宅食の支援も

− ReRe

夜間母子一時避難シェルターの支援もされているかと思いますが、ひとり親家庭の方を一時的に保護してくれるシェルターでしょうか?

− 小池さん

ひとり親家庭に限ったシェルターではないんですけれど、離婚を検討していたり、パートナーから追い出されてお子さんと行き先がなくなってしまった方が相談に来られるケースが多いですね。

− ReRe

不足の事態などで、急に居場所に困ってしまった方には、すごくありがたい取り組みですね。

− 小池さん

所持金が小銭だけだったり、あっても貯金が4万円という方もいらっしゃったりするので、夜間や早朝に行き場がなくなってしまった方は、ご相談していただけたらと思います。

− ReRe

ありがとうございます。
そのほか、子ども食堂では宅配の支援もされているのでしょうか?

− 小池さん

子ども食堂は「来られた方にお弁当をお渡しする」という形なんですけれど、子ども食堂とは別に宅食という形で、北海道内の方に食材などを送っています。
函館方面や、オホーツク・十勝・釧路・札幌など、北海道のいろいろな地域の方にお送りしていて、現在50世帯まで増えています。

− ReRe

ひとり親の方は、どういった流れで利用できるのでしょうか?

− 小池さん

2025年1月までなんですけれど、インスタグラムのハイライトに「こども宅食」というアイコンがあり、そちらに募集要項などを載せているので、募集要項に沿って必要事項をインスタグラムのDMに送っていただければと思います。

» NPO法人mamaconcierge Wednesday HP

ひとり親の方に伝えたいこと

− ReRe

ひとり親の方に向けて、何か知ってほしいこと・メッセージなどがあれば、お聞かせください。

− 小池さん

ひとり親になって「辛いな」「困ったな」って思うときに、孤独感を感じたり、「一人ぼっちだな」って思うことがあるかもしれません。

けど、きっと周りに困っている人を助けてくれたり、手を差し伸べてくれる誰かは必ずいるはずです。
なので、「誰か一人に助けてもらおう」とか「ここがダメだったら終わり」と思わずに、いろんな人がいろんな形でサポートしてくれるよ、っていうことを知っていただけたらなと思います。

− ReRe

本当におっしゃるとおりですね。
小池さん、本日は貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。

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\ インタビューのYouTube動画はこちら /

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