シングルマザーって、家賃はどれくらいにした方がいいの?
と悩んでいる方へ、
- シングルマザーの家賃目安は「4万9千円」
↓ - けど、みんなこれより多く払っている
↓ - 家賃を下げるには、住宅手当(家賃助成)を活用しよう
というお話をします。
住宅手当(家賃助成)についても詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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シングルマザーに理想的な家賃
適正家賃:4万9千円
シングルマザーが目指すべき家賃は4万9千円で、根拠がこちら。
- 適正な家賃は、月収の25%
※参考:ライフルホームズ
↓ - シングルマザーの就労による平均年収は236万円。月収では19万6千円
※参考:令和3年度全国ひとり親世帯等調査
↓ - 月収19万6千円 × 25% = 4万9千円
え、家賃ってそんなに抑えないといけないの?
と感じたシングルマザーの方もいるかと。
けど、ご心配なく。
実際には多くのシングルマザーが、4万9千円より高いの家賃を払ってしまっています。
シングルマザーの実際の家賃平均
家賃平均:5万2千円
2016年にアットホームがシングルマザー618名を対象に行った調査では、
- 全国:5.2万円
- 首都圏:7.0万円
参考:アットホーム アンケート調査
調査をよく見ると、7割以上のシングルマザーが家賃4万円以上の賃貸に住んでいるようです。
シングルマザー向け家賃助成
「家賃の低い家に引越しましょう」と言われても、
引っ越し料金がかかる..
通勤・通学を考えると、今の所から離れたくない..
というシングルマザーの方もいるかと思います。
かといって、実家に移れるかというと
親に迷惑をかけたくないし..
子供に転校させたくないし..
という思いもあるでしょう。
そこでオススメなのが、自治体のシングルマザー向け家賃助成です。
①住宅手当
家賃助成は、自治体が条件に該当するシングルマザーへ、家賃の一定額を補助してくれる支援制度。
条件・金額・提出物は、自治体によって違います。詳しくはお住まいの市区町村で確認が必要ですが、ここでは主なものをご紹介していきます。
▪負担してもらえる金額
東京都 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
千代田区 | 上限50,000円 | 最大5年間 |
新宿区 | 上限30,000円 | 最大5年間 |
目黒区 | 上限20,000円 | 最大3年間 |
豊島区 | 上限25,000円 | 4年目から半分 |
国立市 | 上限10,000円 | – |
武蔵野市 | 上限10,000円 | – |
東村山市 | 上限 5,000円 | – |
東久留米市 | 上限 3,500円 | – |
他エリア | 金額 | 備考 |
---|---|---|
横浜市 | 上限40,000円 | 最大6年間 |
名古屋市 | 上限 家賃の半分 | – |
浦安市 | 上限15,000円 | – |
神戸市 | 上限15,000円 | 1年間 |
厚木市 | 上限10,000円 | – |
富山市 | 上限10,000円 | 最大3年間 |
これら以外にも、住宅手当を用意している自治体はあります。お住まいの市区町村にもないか、ぜひ一度調べてみてください
※住宅手当がない自治体でも、その分ほかの支援制度(就業支援・医療費助成など)に力を入れていることが多いようです
▪受け取れる条件
シングルマザーなら誰でも住宅手当を受け取れるわけではなく、自治体が設定している条件に当てはまる方が対象となります。
条件はそれぞれの自治体で違うのですが、主なものはこちら。
- ひとり親世帯である
- 18歳未満の子供を扶養中
- 自治体の管轄エリアに居住
- 住民税を滞納してない
- 所得が限度額を下回る
(自治体によって限度額は異なる)
特に最後の「所得の条件」は、子供の人数によって限度額を変えている自治体も多いので、ぜひ聞いてみましょう。
▪申請方法
必要書類を市区町村の役場で提出します。
ただし、受付期間が限られている場合もあるので、事前に確認してみてください。
必要書類も自治体によって違いますが、主なものはこちら。
- 自治体が用意している申請書
- 住民票
- 戸籍謄本
- 印鑑
- 賃貸借契約書のコピー
- 家賃支払いの領収書
- 所得が証明できる書類
(源泉徴収票・確定申告書など)
▪支給開始の対象となる月・支給月
申請したら、すぐもらえるの?
いつの月から、対象になるの?
という質問については、ほとんどの自治体では
- 支給対象:申請した月から
- 支給月 :過去4ヶ月分をまとめて
という場合が多いようです。
②引越し代助成
自治体によっては家賃だけでなく、引越し代まで負担してくれるところもあります。
エリア | 内容 | 上限 |
---|---|---|
新宿区 | 引越し費用の実費 | 10万円 |
練馬区 | 契約費用、引越し費用の実費 | 30万円、10万円 |
福岡市 | 引越し費用の実費 | 15万円 |
これら以外にも引越し代金を負担してくれる自治体があるかもなので、家賃の負担を減らしたいシングルマザーの方は、まずはお住まいの自治体に確認してみましょう。
③更新料・火災保険料の負担
東京23区では千代田区だけですが、
- 賃貸借契約の更新料
- 火災保険料(7,500円まで)
を負担してくれる制度もあります。
参考:千代田区 居住安定支援家賃助成
7割が「ひとり親向け家賃助成を知らない」
シングルマザーは条件にさえ該当すれば、必要書類の提出だけで家賃を無償で負担してもらえます。
毎月数千〜数万円を受け取れるわけなので、シングルマザーにはとても助かる手当制度です。
しかし、実態は残念ながら、制度を知らないシングルマザーがとても多くいます。
先ほどのアットホームの調査によると、
母子家庭向けの住宅手当があるなんて、知らなかった
と答えたシングルマザーは、74.4%もいました。
もし、あなたもそのうちの1人だったら、今すぐお住まいの自治体に確認してみましょう。
仮に住宅手当がなかったとしても、調べる中で、家賃以外のシングルマザー向け支援制度が見つかるかもしれませんので。
» 参考:生活が苦しいシングルマザーがするべきこと完全マップ【すべてわかる】
家賃について相談できるシンママ専用のコミュニティ
私たちReReでは、シングルマザー専用のコミュニティアプリ「Shin-mama friends」を運営しています。
Shin-mama friendsでは、アプリ内にある掲示板から、家賃・住まいのことなど、母子家庭に関する悩みをシングルマザー同士で相談できます。
アプリは、無料で利用可能。
詳しくは下記にてご紹介しているので、よければどうぞ。
≫ シンママの友だちが見つかるコミュニティアプリあります【無料】
家賃以外で生活費を下げる方法
家賃助成のほかにも、国・自治体が用意しているシングルマザー向け支援制度はあります。
たとえば、こちら。
- 子供の医療費控除(子供の病院代・薬代の補助)
- 就業支援(資格取得にかかる学費の補助)
- 電車・バス代の割引 (無料の場合も)
- 水道料金の割引 (無料の場合も)
これら以外にもシングルマザー向け手当・支援制度はあり、主なものでも15個もあります。
詳しくは下の記事で解説しているので、ぜひよければご覧ください。
≫【有益】シングルマザーがお金がない時に助かる16の手当・支援制度