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シンママインフルエンサーぴいこさんに聞く、離婚の苦悩の乗り越え方

シンママインフルエンサーぴいこさんに聞く、離婚の苦悩の乗り越え方

離婚を考えているけど、一人で子どもを育てる自信がない…

シングルマザーになったけど、本当にこれでよかったのかな…

という方へ、このインタビュー記事をお届けします。

今回お話を伺ったのは、Instagramで7,000人以上のフォロワー向けに、離婚に関するお役立ち情報を発信されているインフルエンサーのぴいこさん。

ご自身の離婚経験をもとに、シングルマザーや離婚に悩む女性たちの共感を呼ぶ投稿を多くしているぴいこさんですが、現在の心境に至るまでには様々な葛藤があったようです。

離婚4年目というぴいこさんに、離婚前後の不安や葛藤をどのようにして乗り越えてこられたのか、詳しく伺いました。

目次

フォロワー7000人超!悩めるシングルマザーに寄り添い発信を続ける理由

フォロワー7000人超!悩めるシングルマザーに寄り添い発信を続ける理由
ぴいこさんInstagramのプロフィールより

− ReRe

ぴいこさんの自己紹介をお願いします。

− ぴいこさん

ぴいこと申します。4年前に離婚し、現在は小学校5年生、3年生、幼稚園年長さんの3人の子どもと犬1匹と暮らすシングルマザーです。

福祉関係の仕事をしながら、Instagramで子どもが何人いても離婚する選択肢があることを発信しています。

− ReRe

Instagramでの発信はいつ頃から始められたのでしょう?

− ぴいこさん

本格的に始めたのは、2022年の4、5月くらいからです。1年数ヶ月くらい続けていますね。

− ReRe

私も拝見しましたが、シングルマザーや離婚に悩む方向けに、前向きになるような投稿が多い印象でした。

− ぴいこさん

ありがとうございます。
私自身、離婚で調停を経験したり、弁護士さんに入ってもらったりした経験はないので、そういう知識はほとんどないんです。

そんな私にできることは何かと考えたときに、悩んでいる方の気持ちに寄り添うことだと思ったので、フォロワーの方の相談に乗ったり、マインド面の考え方を発信したりしています。

− ReRe

フォロワーの方から寄せられる相談としてはどんな内容が多いですか?

− ぴいこさん

「離婚した後、子どもを育てていけるか心配」「これくらいで離婚していいのか、もう少し自分が我慢すればいいんじゃないか」など、離婚後の生活に不安を持っていたり、離婚するかどうか迷っていたりする人からの相談が多いですね。

離婚は子どもを巻き込むことにもなりますから、自分が我慢すればいいんじゃないかと考える方は結構いらっしゃいます。

− ReRe

お子さんのことを考えて離婚をためらってしまう方は多そうですね…。
そもそもぴいこさんが離婚に関する発信を始められたきっかけはなんだったのでしょうか?

− ぴいこさん

私自身子どもが3人いたので一人で育てる自信がなく、離婚するまでにはすごく悩みました。人生をやめてしまいたいなと思うくらい思い詰めていたのですが、別居を始めるまで誰にも相談できなかったんです。

そうした経験から、今自分と同じように苦しんでいる人の力になりたいと、投稿を始めました。

− ReRe

ご自身の強い原体験が背景にあるのですね。

− ぴいこさん

離婚の話って周りに相談できる人もなかなかいないと思いますし、むしろまったく知らない相手だからこそ言える話もあると思うので。

あとは、離婚はマイナスなものではないと知ってほしいという思いもありますね。私は離婚後の今のほうが穏やかに過ごせています。
離婚も悪いものじゃないよと伝えたいです。

− ReRe

「離婚はマイナスのものではない」というのは、離婚したいけれどためらいがある女性に心強いメッセージだと感じます。

ただ、普段お仕事をしてお子さんを3人育てながら発信を続けるのは、大変ですよね。
ここまで続けられているのには、何か理由はあるのでしょうか?

− ぴいこさん

私自身も自分のアカウントでの交流に助けられているんです。

Instagramでつながったシングルマザーの方と、Zoomで集まって話すこともありますし、自分のアカウントでは、普段は私がお悩みの相談に乗っていますが、私が悩みを打ち明けて助けてもらうこともあります。

私が答えられないようなフォロワーさんの悩みをストーリーズでシェアして、みんなで悩みを共有したりもしていますね。

− ReRe

ぴいこさんのアカウントが離婚に悩む方々が集う場にもなっているのですね。

≫ ぴいこさんが情報発信するInstagramはこちら
     

「一人で育てるなんて無理」からの再出発。それでも夫への依存から抜け出せた

「一人で育てるなんて無理」からの再出発。それでも夫への依存から抜け出せた
ぴいこさんInstagramの投稿より

− ReRe

離婚経験を経て、ぴいこさんご自身に何か変化はありましたか?

− ぴいこさん

私は離婚前はすごく自己肯定感が低くて、自分がダメな人間だと思っていました。
元夫は少し歳が離れていたこともあって、元夫がいなければ自分は生きていけないと思い込んでいましたし、ひどいことを言われていたのに依存してしまっていたんですね。

でも、ある日ぷっつりと糸が切れたように限界が来て、「このままじゃだめだ」と思い別居を決意したんです。

別居を経てシングルマザーになり、仕事も家事も育児も、全部一人でこなさなければならず本当に大変だったのですが、夫がいなくても自分にできることがたくさんあると知って。誰かに依存しなくても生きていけることを実感しました。

そこから何事もプラスに考えられるようになったかなと思います。

− ReRe

シングルマザーになってお一人で動くようになるうちに、徐々に気持ちに変化が表れたのですね。

− ぴいこさん

はい。
あとは、悩みを話せる人ができたのも自分を変えるきっかけになったかなと思います。

離婚する前は、離婚は自分の問題というか、「相談しても誰かが解決してくれるわけではないし…」と思っていました。相談することで周りに心配もかけてしまいますし。

でも離婚後は、周りのシングルの方が積極的に自分の心のうちを打ち明けてくれることもあって、自分も悩みを打ち明けていいんだと思えるようになりました
今は全部一人で抱えている分、話せる人に話したいという気持ちでいます。

− ReRe

精神的に大きな変化があったことがわかります。離婚したことで家族観などに変化はありましたか?

− ぴいこさん

家族の形は色々あるなと思うようになりましたね。
離婚する前は、両親がいることが正解だと思っていましたし、シングルって大変そう、子どもがかわいそうというイメージも正直ありました。

両親が揃っていて仲がいいのはもちろん理想だと思いますが、それだけが正解ではないと思います。シングルでも、みんなが笑っていられていたらそれも一つの家族の形ですよね。

安心できる場所であればどんな形であれ、理想的な家族なのではと思います。

− ReRe

今は3組に1組が離婚するとも言われますし、同性婚など家族の在り方も様々ですしね。

− ぴいこさん

そうですね。
結婚するのもしないのも一つの選択だし、好きな人が同性でもおかしなことではないし、離婚してもいい。

子どもたちには自分が生きたいように生きてほしいと、日々伝えていますね。

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「大好きだよ」を日々言葉にする。時間がないなかでの子どもとの向き合い方

「大好きだよ」を日々言葉にする。時間がないなかでの子どもとの向き合い方

− ReRe

先ほども少し話にありましたが、離婚によるお子さんへの影響を心配される方も多いと思います。ぴいこさんのお子さんには、離婚前後で変化があったりしましたか?

− ぴいこさん

離婚する時、一番下の子はまだ1、2歳だったのですが、上の2人の子どもはもう少し大きかったので、不仲を察していたようでした。真ん中の子は幼稚園に行けなくなるなど、精神的に不安定になっていた時期もあります。

騒いでいると怒られてしまうと思ったのか、気を遣って静かにしていたようなこともあり、そういう思いをさせてしまうのは親としては辛かったです。

離婚後は、「お父さんがいない」ことでいろいろと感じることもあったとは思いますが…。
今は気を遣うようなことはなくなりましたし、子どもらしい姿が見られるようになったなと感じますね。

− ReRe

お子さんにもいい影響があったことがうかがえます。
3人のお子さんがいてのワンオペ育児、かなり忙しいと思いますが、お子さんにはどのように向き合っているのでしょうか?

− ぴいこさん

子どもたち1人1人と向き合う時間はなかなか取れませんね。特に平日は難しくて…。休みの日などを中心に、順番に話すようにしています。

時間がかけられない分、日々「大好きだよ」と言葉で伝えるようにしたり、ぎゅっと抱きしめたり、ちょっとしたコミュニケーションは大切にしています。

− ReRe

お母さんがそんなふうに抱きしめてくれたら、お子さんも嬉しいですよね。

− ぴいこさん

子どもも今のところ、「ママ好き」と返してくれていますね(笑)。
ただ、一番上の子は反抗期に入ってきているので、少し難しい部分もあります。私も悩みながら向き合っているところです。

− ReRe

普段ぴいこさんご自身が息抜きをしたいときや、ストレス発散したいときはどうされていますか?

− ぴいこさん

昔から子どもたちを早く寝かしつけることを心がけていたので、3人とも9時〜9時半くらいには寝てくれるんです。なので、子どもたちが寝たあとは自分の時間に使えています。

娘2人が好きなアイドルを一緒に見ていたら私もハマってしまって(笑)、YouTubeなどでその動画を見ることが息抜きになっています。

あとは、自分の姉に子育ての不安をLINEで聞いてもらうことや、Instagramでフォロワーさんと関わることもストレス発散になっていますね。

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離婚は幸せになるための選択肢の一つ。決断できた自分をほめてあげてもいい

離婚は幸せになるための選択肢の一つ。決断できた自分をほめてあげてもいい

− ReRe

シングルマザーの方向けに発信されるお立場として、シングルマザーを取り巻く環境について思うことはありますか?

− ぴいこさん

離婚で一番不安なのは経済面だと思うのですが、養育費の未払いってすごく多いんですよね。途中で支払いが止まる人もいれば、そもそももらっていない人も結構いるんです。

お金によって子どもができることも変わったりしますし、養育費の支払いに対する強制力みたいなものが必要ではないかと思っています。

私自身も子どもが3人いてシングルマザーだからあれができない、これができないというのは避けたいですし、そういう思いをさせたくないなと頑張っているので。

− ReRe

ぴいこさんのような思いで頑張ってらっしゃるシングルマザーの方は多いと思います。

でも、シングルマザーに対する世間の目はまだまだ厳しかったりもしますよね。
それについてはどう思われますか?

− ぴいこさん

私も発信していると肯定的な意見だけじゃなく、否定的な意見をもらうこともあります。
「(元夫と離婚する前に)なんでもっと話し合えなかったんですか」とか、「子どもがかわいそう」とか、「自分たちで勝手に離婚しているのに税金を使うなよ」とか…。

シングルマザーに対する偏見はまだまだ多いなと感じます。
そういうところももっと変わっていくといいなと思いますね。

− ReRe

家族の在り方の話にもありましたが、もっと世の中が様々な家族の形に寛容になってほしいと切に思います。

最後になりましたが、ReReの読者へメッセージがあればお願いします。

− ぴいこさん

いろいろなフォロワーさんの話を聞いていると、離婚前に「自分一人で子供を育てられるのか」という不安を抱えている人がほとんどだと感じます。

でも、私が発信をする中でシングルマザーで子育てを終えた方からの声を聞いていると、離婚して後悔のない生き方をしている人も本当に多くて

「離婚して子どもが笑顔になれた」「大変だったけど一人でも子どもを育て上げられた、親孝行な子に育ってくれた」など、みなさんポジティブにとらえているんです。

離婚は失敗などマイナスイメージを持たれることも多いですが、離婚がプラスになっている人もたくさんいます。

「離婚をしたかったけど不安でできなかった」という人も多い中で、もし今すでに離婚できているなら、その決断ができただけでもすごいこと。
ご自身とお子さんを守る決断ができたご自身をほめてあげてもいいと思うんです。

離婚は失敗じゃない、幸せになるための選択肢の一つだということはぜひ伝えたいですね。

− ReRe

ぴいこさんのようにこの記事を読んだ方が、ご自身の離婚という選択に自信を持って過ごせるようになるといいなと思います。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

≫ ぴいこさんが情報発信するInstagramはこちら

シンママインフルエンサーぴいこさんに聞く、離婚の苦悩の乗り越え方

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この記事を書いた人

シングルマザー・シングルファザー・バツイチ子持ちの方など、子供がいる人を応援するWebメディアの編集長をしています。Instagramでは、最新のひとり親向け支援情報や、アンケートで集めたひとり親のリアルな声なども配信しています。

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