
母子家庭で、将来が不安です..
という方へ、シングルマザーがお金の不安を解消するための方法を以下3ステップでご紹介します。
もっと簡単に言うと、
- まずは少しでも前向きになる
↓ - 生活に少しでも余裕を持たせる
↓ - いざ、正しい方法で収入UPへ
という流れ。
ただ、この順番のとおり行うことが大切です。
メンタル・経済面の安定なしに収入を上げようとしても、ほとんどの人が途中で挫折してしまいます。
そのため、まずは少しでも不安を減らすステップから始めていきましょう。
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シングルマザーが抱えがちな不安とは
東京都福祉保健局の調査によると、シングルマザーが抱える不安で最も多いのは「お金に関すること」(29.1%)で、生活費や子どもの養育費など、経済面に悩みを抱える人が多いことがわかります。
次いで多いのが「子育てに関すること」(22.7%)で、育児の負担や孤立感が不安の要因となっているケースも少なくありません。
「就労に関すること」(16.1%)や「住まいに関すること」(15.9%)といった悩みも多く、安定した生活基盤を築くことの難しさがうかがえます。
私たちReRe(リリー)のInstagramで360名のシングルマザーへ行ったアンケートでも、シンママになって一番不安な要素として、約9割の方が「お金のこと」と回答されました。

このようにお金に関する不安は、多くのシングルマザーが抱える悩みであることが判明しているため、

お金に関する不安を感じているのは私だけかしら
と抱え込んでしまう必要はありません。
参考:東京都福祉保健局の「ひとり親家庭の相談状況等に関する調査 報告書抜粋(※速報版)」
シングルマザーのお金の不安解消ステップ
シングルマザーが抱えやすいお金の不安は、決して一人で抱え込む必要はありません。
大切なのは、メンタル面と制度面両方で適切なサポートを活用し、将来への行動を段階的に整えていくことです。
ここでは、シングルマザーのお金に関する不安を解消するためのステップを、以下の3段階に分けて解説します。

収入をアップさせてなるべく子育ての負担を軽減したい
と考えているシングルマザーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
①同じシンママ仲間を見つけて、不安を吐き出す(専用コミュニティあり)
シングルマザーが将来の不安を感じたら、まず最初にしてほしいのが、その不安を吐き出すこと。
突然ですが、映画・ドラマを見て号泣したら「なんかスッキリした」という経験、ありますよね。
これは心理学では「カタルシス効果」といって、
人はもやもやとした感情を吐き出して解放することで、不安・緊張感が和らぐ
ということがわかっているんです。
シングルマザーも不安を感じたら、まずは誰かにそれを聞いてもらいましょう。悩みを全部口に出すことで、気持ちが楽になり、ストレス軽減にもつながって前向きになれます。
ただ、カタルシス効果を得るには一つ注意があります。それは「不安を聞いてもらっている間、相手があなたに反論しないこと」。
よくシングルマザーが周りに相談すると、

シングルの気持ちを理解してもらえなかった..

「甘い、もっと頑張れ」と言われた..
ということが起きます。
そのため、オススメは「同じシングルマザーの仲間に不安を聞いてもらうこと」。
相手もシンママであれば、同じ苦労を経験している者同士、悩みを理解してもらえますし、何より「不安なのは自分だけじゃないんだ」と安心できます。
とはいえ、

周りにシンママの友達がいない..
というシングルマザーも多いかと思います。
そんな方にオススメなのが、シングルマザー専用のコミュニティアプリ「Shin-mama friends (シンママ フレンズ)」。
私たちReReが運営しているアプリで、登録できるのは「シングルマザー」と「これからシングルマザーになる方」のみです。
気軽に話せるシンママの友だちが見つかったり、母子家庭での悩みを掲示板からママたちに相談することもできます。
Shin-mama friends (シンママ フレンズ) でママ友を見つけられた方からは、以下のお声も頂いています。
- 悩みを相談させていただいて、似た境遇の方やアドバイスに救われました(30代女性)
- 同じ悩みを抱えてる人に出会えることができてよかったです(40代女性)
アプリは無料で使えるので、気になった方は詳細をまとめたこちらの記事をどうぞ。
≫ シンママの友だちが見つかるコミュニティアプリあります【無料】
②もらえる手当・養育費は全て受け取る
相談できる仲間が見つかって不安が少し和らいだら、次は生活にちょっとした余裕をプラスできるよう、今もらっている手当以外に受け取れるものがないか確認しましょう。
シングルマザーの手当で有名なものは「児童手当」「児童扶養手当」ですが、ほかにも母子家庭が利用できる手当・支援制度はまだまだあります。
例えば、こちら。
- 住宅手当
- 医療費助成
- 水道料金
- 公正証書等作成促進補助金
住宅手当
シングルマザーの家賃を負担してくれる、自治体のひとり親向け支援制度。
所得制限・細かな条件があったり、制度がない自治体もありますが、負担金額の相場は毎月5,000〜15,000円と、家計が不安なシングルマザーにはかなり助かります。
実は、多くのシングルマザーがこうした制度の存在を知らず、利用できていない現状があります。「知らなかった」という方は、まずはお住まいの地域に制度がある or ない だけでも確認してみましょう。
≫ 参考:シングルマザーの住宅手当について【すぐ簡単に申請できる】
医療費助成
シングルマザーの病院代・お薬代を、自治体が負担してくれる制度です。
自治体によって負担金額・条件は異なりますが、東京都だと、シングルマザーの負担は1割でOK。
子供の病気などで病院に行く機会はかなり多いはずなので、制度を活用してる・してないで、将来的に手元に残るお金は大きく変わってきます。
「家計が不安だけど、医療費助成は利用してなかった」というシングルマザーは、今すぐお住まいの自治体のホームページを確認してみましょう。
参考:東京都福祉保健局 ひとり親家庭等医療費助成制度(マル親)
水道料金の減免
地域によって制度のある・なしはありますが、児童扶養手当を受けているシングルマザーは水道料金の負担も減らすことができます。
例えば、東京都なら1ヶ月18㎥までの水道が無料に。
18㎥というと、平均的な水道使用量が
- 2人暮らし:約16㎥
- 3人暮らし:約20㎥
なので、節水すれば水道代をタダにできます。お金の不安があるシングルマザーは、お住いの水道局に確認をぜひ。
参考:東京都水道局「水道料金・下水道料金の減免のご案内」・もっと知りたい「水道」のこと
ほかにもシングルマザー向けの手当・支援制度を知りたい方は、「シングルマザーがお金がない時に助かる17の手当・支援制度」もどうぞ。
公正証書等作成促進補助金
シングルマザーが確実に養育費を受け取るための制度。とある法改正がベースになっているので、まずそれを解説します。
2020年4月1日より改正民事執行法が施行され、相手の給料・財産を差し押さえて養育費を回収する「強制執行」が格段にしやすくなりました。
ただし、この強制執行を行うためには「債務名義」といわれる、養育費の請求書が必要です。
この債務名義、離婚したときに元夫と作っていればいいのですが、そうでないと公証人 (法律実務を長く経験した人) に公証役場で作成してもらう必要があります。もちろん、費用も発生。
そこで、

え、強制執行して養育費を確実に受け取りたいけど、債務名義なんて作ってないよ..
というシングルマザーを助けてくれるのが、最初にご紹介した「公正証書等作成促進補助金」です。
この制度を利用すると、
- 債務名義(公正証書)の作成
- 家庭裁判所での調停費用 (相手が債務名義の作成に応じてくれなかった場合)
にかかった費用を自治体が負担してくれます。
つまり、少しの手間だけで、ほぼ無料で元夫から確実に養育費を受け取れるようになります。
参考:大阪市 公正証書等作成促進補助金
そして、最近になり、この公正証書等作成促進補助金を設ける自治体が続々と増えてきているんです。
横浜市・横須賀市・さいたま市・宇都宮市・船橋市・千葉市・板橋区・葛飾区・湖南市・野洲市・豊中市・吹田市・大阪狭山市・東大阪市・大阪市・神戸市・札幌市・名古屋市・豊橋市・和歌山市・高松市・徳島市・北九州市・宮崎市 など
お住まいの地域でも補助金があるかどうか、ぜひ確認してみてください。
ただ、中には

私の住んでる地域には補助金なかったんだけど..
というケースもあるかと。
ただ、そんな場合でも、お金がかけて債務名義を作りに動きましょう。
最初に数万円かかったとしても、結局あとで年間に数十万という養育費を何年にもわたって受け取れます。家計が苦しいシングルマザーには、メリットしかありません。
シングルマザーのお金の不安は、「養育費の未払い」が大きな要因となっているのは事実。今回の法改正を積極的に活用し、養育費は確実に受け取っておきましょう。
③良いアドバイスを受け、収入UPに取り組む
不安を吐き出せる仲間が見つかり、手当・養育費も受け取って「精神的・経済的に少し楽になれたな」と思えたら、いざ収入UPに取り組みましょう。
どんなに素晴らしい仲間もお金をくれることはないですし、手当・養育費にも終わりがきます。今の現状を根本的に変え、将来の不安を解消するには、収入UPはマストな手段と言えるでしょう。
私たちReRe(リリー)のInstagramで82名のシングルマザーへ行ったアンケートでも、半分以上の方が「収入アップに向けた活動をしている」と回答されました。

とはいえ、

自分に収入UPができるのか、自信ない..

転職したいけど、理解ある会社が見つからない..
というシングルマザーの方も多いかと思います。
そんな方は、シングルマザーの支援団体が行っている就業サポートを頼ってみましょう。
シングルマザーが収入UPを目指すとき、「良いアドバイスを受けながら取り組む」のがとても重要。
なぜなら、大半の働くママへの就業アドバイスは「夫がいること」が前提となっているからです。その点、シングルマザーの支援団体なら、母子家庭の状況を踏まえた上でサポートしてくれます。
オススメは、母子家庭の学習サポートに専門的に取り組んでいる、キッズドアの就労支援プログラム。
また、私たちReRe(リリー)のX・Instagramでも、各地域で立ち上がった最新のシンママ向け就業支援サービスをその都度ご紹介しているので、よければチェックしてみてください。
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≫ 参考:シングルマザーの支援団体10選【活動内容・場所・料金など】
【目指せ収入UP】シングルマザーのキャリアに関する不安解消ステップ
シングルマザーにとって「働くこと」は、ただの収入源ではなく、家族の未来を左右する大切なテーマです。
ここでは、収入アップを目指しながら、安心してキャリアを築くためのステップを5段階で紹介します。
これらのステップは、お金の不安を軽減することにもつながります。
「もう遅い」「今さら無理」と思わず、キャリアアップに一歩踏み出す勇気が重要です。
以下のステップを経て、あなたのペースで、あなたらしいキャリアを育てていきましょう。
①自分のスキルと適性を棚卸しする
まずは「自分にできること」と「これから身につけたいこと」を明確にしましょう。
仕事やアルバイト、家事・育児、学校、趣味など、お金になっていない経験も含めて、思いつくものを箇条書きで書き出します。
そのうえで、それぞれのスキルを「得意・苦手」「好き・嫌い」で整理し、「得意で好き」なものを中心に、自分に合った強みを明確にしていきます。
自分に合った強みをキャリアの軸として考えることが、仕事を無理なく続け、充実させるためのカギです。
適性の高いスキルを見つけた後は、

この強みをさらに活かすにはどうすればいいか
を考えながら、これから身につけたいことを選んでいきましょう。
②公的支援や補助金をフル活用する
国や自治体には、シングルマザーのキャリア形成を支援する制度が数多く用意されています。
たとえば、
- 高等職業訓練促進給付金(月最大10万円、最大4年間)
- 自立支援教育訓練給付金(費用の6割支給)
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金(無利子)
などを活用すれば、資格取得や再就職のハードルも大きく下がります。
知らずに見過ごしてしまうと損をする制度も多いため、まずはお住まいの自治体や窓口に相談してみるとよいでしょう。
③在宅ワークや副業で収入の柱を増やす
フルタイムでの勤務が難しいシングルマザーには、在宅ワークや副業という選択肢もあります。
副業の中には、ライティングやデータ入力、ネットショップ運営など、特別なスキルがなくても始めやすい仕事も少なくありません。
クラウドワークスやココナラといったサービスを活用すれば、仕事探しも比較的スムーズに進められます。
在宅で働くことで、育児と仕事を両立しやすい環境を整えられるでしょう。
④キャリアの方向性に合わせて転職を検討する
「今の職場で昇給の見込みがない…」「育児と両立できない環境…」そんなときは、思い切って転職も視野に入れてみてください。
ステップ②の制度を活用して新たなスキルを身につけられれば、より好条件の仕事に就くことも決して不可能ではありません。
育児と両立しやすい職場環境や、自分の強みを生かせる仕事を選ぶことで、将来への不安を減らし、生活の安定につながります。
また、相談機関や支援サービスを活用すれば、子育てと並行しながら、無理のないペースで転職準備を進めることが可能です。
⑤長期的な人生設計で将来の安心を確保
キャリアは「今」だけでなく、10年後・20年後を見据えて考えることが大切です。
次のような視点を取り入れてキャリアプランを立てることで、将来への不安を軽減しやすくなります。
- 子どもが手を離れた後に再びフルタイムで働くかどうか
- 50代以降に起業や資格活用で独立するかどうか
また、収入が増えたタイミングで年金や老後資金の積立を少しずつ始めておくと、将来への安心材料を増やせます。
【日常のルーティンに組み込みたい】シングルマザーの不安を解消できる習慣4選
シングルマザーの不安は、「お金・子育て・将来・孤独感」など、複数の要素が重なって大きくなりがちです。
その結果、気持ちが追い込まれ、身動きが取れなくなってしまうことも少なくありません。
ここでは、そんなシングルマザーにおすすめしたい、不安を少しずつ軽くしていくための習慣を4つ紹介します。
すべてを一度に解消しようとせず、日々の小さな習慣を積み重ねることで、不安は少しずつ軽くなっていきます。
不安を「頭の中」から外に出す
不安は頭の中で考え続けるほど膨らみ、気持ちを重くしてしまいます。
そのため、まずは不安を外に出す習慣を持つことが大切です。
ノートやスマホのメモに、まとまりのない言葉でも構わないので、今感じていることを書き出してみましょう。
「お金が心配」「将来が不安」と言語化するだけでも、気持ちは整理されやすくなります。
情報を“知りすぎない”
不安を感じているときほど、支援制度や将来への情報を過剰に調べてしまいがちです。
しかし、情報を集めすぎると「自分は足りていないのでは」と焦りや不安が強まることも少なくありません。
そこで大切なのが、情報との距離を適切に保つ習慣です。
調べる時間をあらかじめ決めたり、信頼できる公的機関や専門サイトだけを見るようにしましょう。
また、今すぐ必要な情報と、将来のための情報を分けて考えることも有効です。
必要以上に振り回されず、「今日できる行動」に意識を向けることで、心の負担は軽くなります。
「今できていること」に目を向ける
不安が強いと、つい「できていないこと」や他人と比べて足りない部分に意識が向きがちです。
しかし、視点を変えて「今できていること」に目を向ける習慣を持つことで、心は安定しやすくなります。
毎日、子どもの生活を支え、家事や仕事をこなしていること自体が立派な努力です。
どんなに小さなことでも、「今日は時間通りに起きられた」「子どもと笑顔で話せた」と振り返ってみましょう。
できている事実を認識することで自己肯定感が高まり、不安に振り回されにくくなります。
未来の不安を「小さな行動」に変える
将来への不安は、先が見えないことから大きく感じやすいものです。
そんなときは、不安を抱えたまま悩み続けるのではなく、「今すぐできる小さな行動」に分解することが効果的です。
たとえば、収入面が心配なら支援制度を一つ調べてみる、働き方に迷っているなら求人を眺めるだけでも構いません。
行動は完璧でなくても大丈夫です。
少しでも前に進んでいる実感が、不安を安心へと変えてくれます。
小さな一歩を積み重ねることで、未来は少しずつ現実的なものになっていきます。
不安の解決も、まずは小さな一歩から
いろいろご紹介してきましたが、なんだかんだ一番大切なのは、最初の「不安を吐き出すこと」です。
不安を人に相談して、

自分には無理かも
と思っていた気持ちが

なんか、頑張れるかも
という気持ちに変われたシングルマザーはたくさんいます。
このような実際の体験談からもわかるように、シングルマザーの支援団体ではなくても、身近に信頼できる人がいたら、まずはその人に不安を聞いてもらうことから始めてみましょう。
それが必ず、不安やストレスを解消し、現状を変えるための第一歩になりますので。

