シングルファザーになったばかりなんだけど、シンパパってやっぱり辛いのかな?
シングルファザーの辛い状況を改善する、なにか良い方法ってない?
という男性へ、シングルファザーが辛いと感じることと、その対処法についてご紹介します。
まず、シングルファザーが辛いと感じるのは、具体的に以下の5つがあります。
- 経済的に苦しい
- 忙しくて、仕事・育児の両立が難しい
- 料理が大変
- 娘の体の変化への対応方法がわからない
- 「シングルファザーとの恋愛OK」という女性が見つからない
これらを解決し、シングルファザーが幸せに暮らしていくための方法についても合わせて解説します。
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シングルファザーが辛いと感じること
①経済的に苦しい
シングルファザーになって、まず辛いと思うことは「お金がない」ということ。
- 児童のいる世帯の平均収入 :813万円
- シングルファザーの平均収入:518万円
※参考:厚生労働省 令和3年度 全国ひとり親世帯等調査
シングルファザーの収入は一般家庭の6割ほどしかなく、いかにシングルファザーが経済的に辛い思いをしているかがわかります。
ただ、そんなときに頼りになるのが「シングルファザー向けの手当」です。
対策:シングルファザー向け手当が、数多くあることを知る
あなたも児童手当・児童扶養手当はご存知でしょう。ただ、実はシングルファザーが受け取れる手当は、ほかにもまだまだたくさんあります。
その中には、意外と多くのシングルファザーが知らない手当もあったりするので、この機会にぜひ確認しておきましょう。
▪ 医療費支援制度
病院での費用・薬代を自治体が負担してくれます。
例えば、東京都であれば、18歳未満の子供を扶養しているシングルファザーは、病院代が自己負担1割で済みます。
ただし、受け取るには所得制限があったり、地域によって条件・負担金額も違うので、一度お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
▪ 子供の医療費助成
子供の医療費を負担してもらえます。
対象は子供のみですが、負担してもらえる金額が大きいのが特徴。
例えば、東京都では下記のとおり。
- 0歳〜幼稚園児:自己負担なし
- 小〜中学生 :自己負担200円まで(1回の通院につき)
しかも、さっきの医療費支援制度よりも所得制限が緩かったり、そもそも所得制限がない場合があるのもオススメポイント。
ただ、市区町村によっては制度がないこともあり、あっても負担金額・条件が違う場合もあるので、こちらも窓口の方に聞いてみましょう。
参考:乳幼児医療費助成制度(マル乳)・義務教育就学児医療費の助成(マル子)
▪ 住宅手当
ひとり親の家賃を負担してくれる制度で、例えば
- 千代田区:上限5万円(最大5年)
- 目黒区:上限2万円(最大3年)
- 国立市:上限1万円
- 横浜市:上限4万円(最大6年)
- 名古屋市:上限 家賃の半分
- 神戸市:上限1.5万円(1年)
こちらも市区町村によっては制度がなかったり、負担金額・条件が異なる場合があるので、お住まいの地域で確認してみてください。
参考例:千代田区 居住安定支援家賃助成
▪ 水道料金の減免
児童扶養手当を受給しているシングルファザーは、水道料金が減免になります。
例えば、東京都なら、1ヶ月18㎥までの水道が無料に。
18㎥って、どのくらい?
と思ったかもですが、一般家庭の水道使用量の平均は
- 2人暮らし:約16㎥
- 3人暮らし:約20㎥
とされているので、頑張れば、ほぼタダで水道を利用することも可能です。
このように、シングルファザーの経済面を支えてくれる手当制度は、意外と数多くあります。
さらに、地域によっては
- 公共交通機関の割引
- 粗大ごみ回収料金の割引
- 駐輪料金の割引
というような、独自の支援制度もあったりします。
知っているかどうかで、「シングルファザーの生活が辛いと感じるかどうか」も大きく変わってくるので、ぜひ一度お住まいの自治体にどんな制度があるのか確認してみましょう。
≫ 参考:シングルファザーが受けられる12の手当・支援サービス
②忙しすぎて、仕事・育児の両立が大変
次に、シングルファザーが辛いと感じることが「仕事・育児の両立の大変さ」です。
特に男性の場合、シングルファザーになってもフルタイムで働いている人も多く、忙しさでいえば、シングルマザー以上かもしれません。
そんな「多忙な日々が辛い」というシングルファザーへ、対策法をお話していきます。
対策1:今いる会社の人事制度を活用する
まず、今働いている会社で、仕事と育児の両立に活用できる人事制度はないか、確認してみましょう。
シングルファザーが働きやすくなる人事制度としては、以下のものがあります。
- 時短勤務
- 育児休業制度
- フレックスタイム制度
- 残業・突発的な業務が少ない部署への異動
- 在宅勤務
時短勤務・育児休業制度を活用すれば、確実に子供と過ごせる時間は増えるでしょう。
しかし、中には
収入が減るのは嫌だ..
というシングルファザーもいるかと思います。
その場合は、せめて残業・突発的な業務を少なくするためにも、社内の配置転換を上司・人事部に相談してみることをオススメします。
また、最近ではリモートワークを推奨する企業も増えてきているので、在宅勤務ができないかも聞いてみましょう。通勤時間を削減できれば、家のことに割ける時間は間違いなく増えます。
対策2:働きやすい会社へ転職する
上記のことを会社に相談してみたけど、理解が得られなかった場合は、転職するのも一つです。
ただ、
シングルファザーが働きやすい会社なんて、どこにあるんだよ..
と思う方もいると思います。
その場合は、「ひとり親の支援団体の就業サポート」がオススメです。
メリットがこちら。
- シングルファザーに合った転職のアドバイスをもらえる
- シングルファザーの働きやすい環境・設備がある会社を紹介してもらえる
ちなみに、日本でシングルファザーの就業支援を行っている団体はこちらです。
≫ 参考:シングルファザーの支援団体5選【活動内容・場所・料金など】
対策3:家事代行サービスの利用
忙しい毎日が辛いシングルファザーは、洗濯・掃除だけでも「家事代行サービス」に任せてみてはいかがでしょうか。
実際、家事代行を利用したシングルファザーからは
- プロの方が隅々まで綺麗にしてくれて助かった。さらに、普段の掃除のアドバイスももらえて、とても参考になった。
- 買い物をしてもらっている間に、子供と遊びに出かけてます。お金はかかりますが、心に余裕が持てました。
と「頼んで良かった」という声が多数。
ただ、
家事代行って高いイメージ。月々1万円以上はかかるんでしょ..
というシングルファザーもいるでしょう。
そんな方には、月々6,000円ほどで、品質も安定しているオススメの家事代行サービスがあります。
詳しくは以下にまとめており、よければどうぞ。
≫【格安】シンパパ・シンママにオススメの家事代行2選【子供とゆっくり過ごせる】
③料理が大変
子供には栄養のある食事を食べさせたいけど、毎日料理するのは辛い..
というシングルファザーも多いです。
そんな場合にまずオススメなのが、食材の宅配サービスです。
対策1:食材の宅配サービス
食材の宅配サービスを利用すると、こんなメリットがあります。
- カット済の食材・調味料が届くので、買い物・調理の手間が減る
- 簡単&栄養レシピ付きで、メニューを考える必要がない
- 必要な分だけ届くので、余らずムダがない
料理の負担が減れば、子供との時間が増えたり、明日の仕事のためにゆっくり休むこともできます。
とはいえ、
値段が気になる..
というシングルファザーの方も多いかと。
そんな方へ、お財布に優しいオススメの食材宅配サービスを以下にまとめたので、よければどうぞ。
≫ シンパパ・シンママの料理が楽になる食材宅配サービス【オススメは2つ】
対策2:料理の代行サービス
また、少し値段は高くなりますが、「料理の代行サービスで作り置きを頼む」のもオススメです。
メリットは下記のとおり。
- 食事の美味しさ
- 子供の栄養摂取
- シングルファザーの負担軽減
最初は「1〜2ヶ月に1回の頻度」で、まずは利用してみてはいかがでしょうか。
≫ 参考:シンパパ・シンママにオススメの家事代行2選【格安】
④娘の体の変化への対応方法がわからない
「娘の子育てに悩む」というのは、父子家庭の問題としてもよく取り上げられます。
2017年にユニクロが「娘を育てた経験があるシングルファーザー100名」を対象に行った調査では、
- 娘を育てるにあたって、戸惑った・困った経験はありますか?
ある:74.0%
と、多くのシングルファザーが娘の育て方に悩んでいることがわかりました
具体的に困った意見では、
生理がきたことやどんな下着を買えばいいのか、どんな態度でいればいいのか戸惑った
と、特に「女性の体の変化への対応」を苦慮したポイントに挙げています。
参考:PR TIMES プレスリリース ユニクロ
このように、生理・下着については、娘をもつシングルファザーなら誰もが「接し方がわからず、辛い」と感じる内容です。
女の子が「恥ずかしい」と感じることを必要以上に口出ししすぎてしまい、娘に嫌われてしまうシングルファザーも少なくありません。
そんなときは、下記のことをしてみてください。
対策:同じシングルファザーに相談し、良い方法を共有し合う
シングルファザーが娘との接し方に悩んだときは、「ひとり親向け支援団体の交流会」で相談できるシンパパ仲間を見つけることをオススメします。
そこで、同じく娘をもつシングルファザーと出会えれば、話し合ううちに解決のヒントが見つかったり
こんなふうにしたら、娘に嫌われずに済んだよ
と良いアドバイスをもらえるかもしれません。
最近ではオンラインの交流会も行われたりしていて、移動の問題もなかったりします。
娘の育て方の良き相談相手を見つけるためにも、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
⑤「シングルファザーとの恋愛OK」という女性が見つからない
恋愛で、シングルファザーが辛いと感じることが
シンパパとの出会いを希望してくれる女性が見つからない..
というもの。
理由として、世の多くの女性が相手に「子なしの男性」を求めていることが背景にあります。
しかし、人数は少ないながらも
シングルファザーとの恋愛を希望しますよ
という女性がいることも事実です。
では、そういった女性と出会うにはどうすれば良いのかというと、オススメなのが「シングルファザー向けマッチングアプリ」です。
対策:シングルファザー向けマッチングアプリを利用する
シングルファザー向けマッチングアプリとは何かというと、システム上、相手の女性が
シングルファザーとの出会いを希望します
という人か、事前にわかるアプリのこと。
「シンパパNG」という女性とやり取りしてしまい、時間・お金・心を消耗することもありません。
具体的には、ReRe (リリー) と ユーブライド というアプリなのですが、両者の違いはこちら。
- ReRe (リリー):会員は「子供がいる人」と「子供がいる方との出会いを希望する人」のみ
- [PR] ユーブライド:プロフィール内で「子供がいる人との出会いの希望の有無」を選択できる
以下に詳細をまとめているので、よければどうぞ。
»【断言】本当にシングルファザー向きなマッチングアプリは2つだけ
シングルファザーを楽しんでいる人もたくさんいる
以上、シングルファザーが辛いと感じることと、その対処法についてご紹介してきました。
シングルファザーの生活には多くの困難があります。しかし、まだまだ数は少ないものの、支援制度・企業のサポート・相談場所もあります。
そして、それらをうまく活用することで、逆に父子生活を楽しんでいる方もたくさんいます。
辛いと感じたときは、ぜひ今回の内容を参考にしてみて、楽しいシングルファザーライフが来ることを信じて頑張ってみてください。