シングルマザーで働かなきゃならないけど、今の職場がつらくて辞めたい…
そんなあなたに、この記事をお届けします。
「仕事辞めたい…」と思ったら、以下の3つのポイントを考えてみましょう。
- 今の職場で悩みが解決できないか
- 自分の努力で悩みが解決できないか
- 長期的なキャリアアップや将来性はどうか
しっかり考えずに辞めてしまうと、今より状況が悪くなる可能性もあるので注意が必要です。
上記のポイントを考えたうえで、本当に辞めると決めたらやるべきことも解説します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
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「仕事辞めたい…」と思ったらまずは体を休めてみよう
3つのポイントを考える前に、まずは少し体を休める時間をとってみてください。
疲れがたまっていると、自然と心がネガティブな感情に傾いてしまい、本心ではないことを考えてしまっているおそれがあるからです。
シングルマザーなんだから、休んでなんていられない…
と思うかもしれませんが、あなたとお子さんのより良い未来のためです。
いつもより長めに睡眠時間をとったり、休む時間をとったりしてから考え始めましょう。
注意したいのは、
- 休もうとしても眠れない
- 休んでも気力がわかない、しんどさがある
などのとき。すでに心身の不調を抱えている可能性があります。
病院を受診するなど、まずはご自身の体を回復させてください。
「仕事辞めたい…」と悩むシングルマザーが考えたいポイント
それではここから、「仕事辞めたい…」と悩んだ時に考えたいポイントをご紹介します。
①今の職場で悩みが解決できないか
残業が多くて子どもとの時間が取れない
職場の人間関係に不満がある
など、職場の環境に悩みがあるなら、まずは今の職場で解決できないか試してみましょう。
すぐにでも辞めたい…!
と思う気持ちもよく分かりますが、すぐに辞めようとするのは時期尚早ですよ。
転職するとなると、
- 1から新しい職場のルールやシステムなどを覚える必要がある
- 人間関係も新たに築かなければならない
など、意外と労力がかかります。
加えて、新しい職場が今よりいい職場ならよいですが、転職してみたら今より自分に合わない環境になってしまう可能性もあります。
実際、転職者は入社から1〜3ヶ月くらいで、8割がストレスを感じているという調査結果もあるんです。
転職直後(入社1〜3ヶ月程度)のストレスの有無
パーソルキャリア株式会社「転職に関するアンケート」
- ストレスがあった…80.7%
- ストレスはなかった…19.3%
今の職場で悩みが解消できるなら、それが最善策なはずです。
例えば、「残業が多くて子どもとの時間がとれない」「職場の人間関係がストレス…」といったお悩みには、以下の解決策が考えられます。
悩み1:「残業が多くて子どもとの時間がとれない」
解決策1:部署異動を希望して、残業が少ない部署に異動する
解決策2:社内で職種変更をする
解決策3:業務を他の人と分担するなどして、減らしてもらう
悩み2:「職場の人間関係がストレス…」
解決策1:部署異動を希望して、今の人間関係から離れる
解決策2:特定の苦手な人がいるのなら、その人との業務上のやりとりを減らしてもらう
部署異動や職種変更は、多少の環境の変化は伴いますが、まったくの新しい職場よりはストレスがずっと少なくできるはず。ぜひ検討してみてください。
特に職種変更が社内でできるなら、かなり恵まれている環境だと思います。
例を挙げると、
- 残業が多い営業職→勤務時間が調整しやすいマーケティング職に転身する
など。
職種変更は、長期的なキャリアを検討するうえでもおすすめです。
異動や職種の変更が簡単にできる環境でない
というシングルマザーも、
- 業務量を減らしてもらう
- 苦手な人との仕事上のやりとりを減らしてもらう
などであれば、上司次第で解決できることもあります。まずは相談してみてください。
②自分の努力で悩みが解決できないか
職場で解決が難しいのなら、今の職場で働きつつ、自分の努力で解決してみるのも手です。
例えば、収入のお悩みに対する解決策がこちら。
悩み3:「収入が少なくて、生活がキツイ」
解決策1:副業で会社以外から収入を得る
解決策2:ポイ活などで生活費の負担を減らす
解決策3:シングルマザー向けの補助や助成制度で生活費の負担を減らす
副業は職場によっては難しいかもしれませんが、できるなら収入を上げるための有効な手段になりますし、副業でスキルを磨いてゆくゆく転職や独立を目指すこともできます。
副業ができなくても、ポイ活や覆面モニターなどで生活費を抑えることはできるはず。
すでに取り組んでいる人もいると思いますが、さらに力を入れてみましょう。
また、シングルマザー向けの支援制度や助成金制度で、意外と見落としているものがあることも。利用していないものがないか、今一度チェックしてみてください。
さらに、先ほど取り上げた子どもとの時間の問題も、自分でできる解決策があります。
悩み4:「子どもとの時間が取れない」
解決策1:便利家電や食事キットに頼るなどで家事を時短にする
解決策2:やることの優先順位をつけたり、手抜きするものを決めたりして効率化する
世の中の共働き家庭の多くが、仕事と家事の両立に、便利なサービスを利用しています。
1人で仕事に家事にフル稼働するシングルマザーが、使わないのはもったいないです。
自分に取り入れやすいものを取り入れるなど、時間を生む工夫を考えてみてください。
③長期的なキャリアアップや将来性はどうか
仕事はこれから何十年と続けていくもののはず。長期的に見て今、仕事を辞めることがプラスかマイナスかも考えてみましょう。
①、②が難しくても、今頑張ることでキャリアアップにつながるのなら、しばらくは続けてみたほうが失敗するリスクは少なくなります。
キャリアアップができれば、やりがいも感じられるようになると思いますし、それがお子さんにもよい影響をもたらすはずです。
現職での成長後と転職後、どちらがやりがいを持てそうか、考えてみてください。
職場や職種の将来性を見直すのもおすすめです。
「日本においては、技術の進化に伴い、2030年までに既存業務のうち27%が自動化される見込みであり、結果1,660万人分の雇用が代替される可能性がある。」
The future of work in Japan – McKinsey & Company
という調査報告もあるほど、今後AIやロボットが職業に与える影響は大きいです。
自分の職場や職種が将来どうなって行くかも踏まえて、考えてみましょう。
やっぱり「仕事辞めたい…」と確信したシングルマザーがやるべきこと
3つのポイントを考えてみても解決が難しい場合、または解決できるとしても、
やっぱり今の仕事辞めたい…
と思ったのなら、あなたの気持ちは本物でしょう。
それであれば、具体的に辞めるための準備をしていく必要があります。
ここからは、今の仕事を辞めると決めたシングルマザーに向けて、やるべきことを4つお伝えします。
①転職活動の軸を洗い出す
まず、どんな職場で働きたいかを洗い出してみましょう。
- 子どもとの時間を増やしたい(=就労時間や働き方重視)
- 収入を上げたい(=給与重視)
- 人間関係にストレスのない環境で働きたい(=職務内容、働く環境重視)
など、次の職場で実現したいことによって活動の仕方が違ってきます。
今の仕事で得られたスキル・今後身につけたいスキルも改めて整理をしてみましょう。
転職活動の面接でもPR材料になりますし、身につけたいスキルがつけられる企業かも職場を選ぶ上では重要です。
ただし、すべての希望が叶う企業はそうありません。
- 絶対譲れない条件
- (叶えば嬉しいけれど)叶わなくてもいい条件
など、希望を優先順位づけしておくことも大事です。
②具体的に狙う職場や条件を決める
軸が決まったら、具体的な条件に落とし込みます。
- 働き方(正社員or派遣orパート)
- 給与
- 就業時間/休日・休暇
などの希望を整理しましょう。
シングルマザーなら、子どもの急な体調不良や平日の学校行事に対応できる職場が必須になるはず。就業時間や休暇制度はきちんとチェックしましょう。
パートや派遣でも、職種によっては正社員並みに稼げることもあります。
「絶対正社員!」などと考えず、一度あらゆる条件をフラットに検討することをおすすめします。
また、
- 女性積極採用
- 育児・産休取得率100%
などを掲げる企業を条件にするのも手です。
周りに女性が多い分、状況を理解してもらいやすく、キャリアアップもしやすいはずです。
③転職活動をする
条件が決まったら、実際に転職活動を始めましょう。
転職活動は、仕事を辞める前に始めるのが原則。
辞めた後だと貯金は減る一方、先が決まっていないことで焦りも出て、失敗しかねません。
ある程度辞める時期を決めつつ、見通しがつくまでは今の仕事と並行して続けましょう。
転職活動にあたっては、
- 志望動機
- 退職理由
- 自身のスキルや経験
を伝えられるように整理しておきます。
転職サイトから応募するのはもちろんですが、転職エージェントも利用するのが便利です。
転職エージェントを使うメリットはこちら。
- 面接の日程調整や対策、企業へのフォローや交渉をしてくれる
- 業界や受ける企業の最新情報を教えてくれる
- 求人サイトには載っていない非公開の求人を見られる
働くママやシングルマザー向けのエージェントもあるので、あなたに沿った対策をしてくれるはずです。
情報が少なかったり、偏ってしまったりすることを防ぐため、複数のサイトやエージェントに登録するようにしましょう。
④退職に向けた準備をする
転職先が決まったら、もしくは目処がついたら会社に退職の意向を伝えましょう。
遅くとも1ヶ月前までには退職の意思表示をしておくこととされます。
嫌な思いをした職場だし…
と思うかもしれませんが、後腐れのある退職は何かとトラブルを引き起こすことも。
引継ぎなどをしっかりし、周りともコミュニケーションをとって円満退社を心がけてみてください。
退職により、子どもの送り迎えの時間が変わるなど、生活に変化がある場合はその準備や子どもへの配慮も欠かさないようにしましょう。
» 参考:シングルマザーの生活をより良くするための完全マップ【すべてわかる】
「仕事辞めたい…」という悩みを打ち明けられるシンママ向けコミュニティ
ここまでの記事を読んだシングルマザーの中には、
本当に仕事を辞めたいわけではないかも。でもちょっと疲れたな…
今は辞めないほうが良さそうだけど、今後辞められるように準備していきたい
という方もいるでしょう。
そんなシングルマザーには、私たちReRe (リリー)が運営する「Shin-mama friends (シンママフレンズ)」がおすすめです。
Shin-mama friends (シンママフレンズ)は、シングルマザー専用のコミュニティアプリ。
アプリ内には「悩み相談」の掲示板があり、仕事や転職のことを、同じシングルマザーに相談したり、情報交換したりできます。
ぜひ、ほかのシングルマザーに仕事の悩みや愚痴を打ち明けたり、転職の経験談などを聞いたりしてみてください。
会員同士は個別にメッセージ交換もできるので、
シングルマザーの友だちがほしい!
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Shin-mama friends (シンママフレンズ)については次の記事でも詳しく紹介しています。こちらもチェックしてみてください。