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自然豊かで買い物・病院にもすぐ行ける、ほどよい田舎町。ひとり親向けの移住支援も充実する「伊豆市」の森田さん、鈴木さんにお話をお伺いしました

自然豊かで買い物・病院にもすぐ行ける、ほどよい田舎町。ひとり親向けの移住支援も充実する「伊豆市」の森田さん、鈴木さんにお話をお伺いしました

車はないけど、移住したい..

移住を考えてるけど、住んで合わなかったら嫌だな..

という方へ、このインタビュー記事をお届けします。

インタビューさせていただいたのは、静岡県伊豆市役所地域づくり課の森田さんと、伊豆市移住情報センターの鈴木さん。

修善寺温泉などの観光地としても有名な伊豆市では、ひとり親の移住を支援するため、オリジナルの支援制度を様々ご用意されています。

また、移住体験ツアー・お試し住宅など、ひとり親の方が事前に移住生活を体験し、検討がしやすくなるようなサービスも。

「伊豆市への移住について、お気軽にご相談いただきたい」という森田さん、鈴木さんに

  • 伊豆市の魅力、子育てのしやすさ
  • 移住に関する支援制度
  • 移住された方のお声

についてお伺いしました。

※伊豆市の地震対策はこちら

目次

都心から電車で行けて、車なしでも生活可能な「ほどよい田舎町」

− ReRe

伊豆市の特徴、魅力を教えていただけますか?

− 森田さん

場所は、静岡県東部にある伊豆半島の真ん中あたりに位置しています。

首都圏からは車で2時間ほど、鉄道でも1時間半〜2時間ほどで来れるアクセスの良い場所にあります
近年の移住ブームとアクセスの良さもあり、伊豆市以外も含めた伊豆半島への移住のお問い合わせが増えている状況です。

伊豆市でいえば、伊豆半島の中央部から西海岸に位置しており、海あり山あり川ありと自然豊かな環境となっています。
都心からのアクセスが良いこともあり、そこそこ人も来るところなので「ほどよい田舎」というイメージかと思います。

また、首都圏の方はご存知かと思いますが、伊豆市と聞けば観光地ということで、修善寺・天城湯ヶ島・土肥・中伊豆といった旧4町が合併した市になります
それぞれ特色のある観光地・居住地があるところが、伊豆市の特徴です。

− ReRe

ありがとうございます。
都心などから鉄道でアクセスできるのは、車がないシングルマザーの方も「あ、行けそうだな」と思えるポイントですね。

移住後の生活では、車はあったほうがいいのでしょうか?

− 森田さん

あったほうがいいかどうかでいうと、もちろん「あったほうがいい」という回答にはなります。

伊豆市の中でも、鉄道が修善寺駅・牧之郷駅にかかって走っているので、車はマストではありません。
2つの駅の近辺に住めば、車がなくても生活はできます。

ただ、やはり仕事の都合・買い物に行くときなどは、車があったほうが便利ですし、伊豆市の自然豊かなアクティビティを存分に楽しむこともできます。
相談を受けた際にも「なくても生活はできますが、あったほうがいいですよ」とお伝えしています。

− ReRe

ありがとうございます。
経済的に車を持てないひとり親の方でも、まずは車なしで移住してみて、生活コストが下がって資金が準備できたあとに車を持つ、という流れでもアリなのかなと思います。

≫ 伊豆市をもっと知りたい方・相談したい方はこちら
   

自然豊かな環境で子どもを遊ばせられて、買い物・病院にもすぐ行ける

− ReRe

子育てにおいては、どんな魅力がありますか?

− 森田さん

自然が豊かなので、「子どもを自然ある環境でのびのび育てたい」という方には本当に良いところです。
また、自然はありつつも、ほどよい田舎なので、病院・ショッピングモールへ行きたい場合も車を数十分走らせれば着きますし、子育てはしやすいと思います。

制度の面では、行政サービスとして、医療費が高校生まで無料です。
近隣の市町だと「中学生まで無料」のケースもありますが、伊豆市では高校生まで無料としています。あと、保育園・幼稚園での延長保育も実施しています。

また、子どもが少ない分、地域のおじいちゃん、おばあちゃんが大事に見守ってくれるんですね。
地域の人の温かさがあり、「自分一人だと子育てが不安..」という方は周りが子どもを見てくれることもあるので、安心していただけると思います。

− ReRe

海・山・川など、自然環境で子どもを遊ばせられる一方、ショッピングモールなどの人工的エンタメ施設にもすぐアクセスできるということで、本当にバランスが良いですね。
ショッピングモールは、どのような場所になりますか?

− 森田さん

スーパー・本屋・アパレルショップ数店舗・おもちゃ売り場がある小型のショッピングモールが、隣の市である伊豆の国市にあります。
伊豆の国市の中でも伊豆市側にあるので、住む場所によっては車で5〜10分で行けます。

大型のショッピングモールも、沼津市や清水町というところにあります。
車で1時間弱の場所で、伊豆市の住民はよく買い物に行かれていますね。

− ReRe

日常的な買い物は、伊豆市の中で完結できるのでしょうか?

− 森田さん

そうですね。
大手チェーンのスーパーが市内に4店舗あるので、住む場所にもよりますが、食料品などの生活必需品は伊豆市内ですぐ買うことができます

− ReRe

日常的な買い物は全く困らないということで、本当にバランスが良いんですね。
また、子どもが少ないことによる子育てのメリットのお話がありましたが、少人数教育の魅力は、特に都会にいるひとり親の方ほど関心が高いと思います。

− 鈴木さん

一つの小学校に一つの保育園もしくはこども園がある感じなので、赤ちゃんのときから中学校まで一緒に学ぶ子どもたちも多く、「ずっと仲が良い」とよく聞きます。

また、待機児童もゼロです
待機が発生する園があっても、一時的にほかの園で入れてもらい、第一希望の園が空いたらそこに入れてもらえるので、いわゆる「保活」の必要がありません。

都会と伊豆市で保育園を比べると、子どもの人数が少ない分、先生や園の対応も手厚く、一人一人にしっかり向き合ってくれる」という話も聞きます。
私も年少さんの子どもがいるんですけど、すごくのびのびとさせてもらっていて、子育てしやすいなと感じています。

ただ、習い事のことを考えると、子どもの人数が少ないことがデメリットになる習い事もあるかなとは思います。

− ReRe

待機児童ゼロ、というのはすごいですね。
東京以外のそれなりに人口がいる地域でも、待機児童・保活というのは前提となってしまっていますが、それらの心配がないのは素晴らしいことだと思います。

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手厚い移住支援:月2万円の家賃補助・移住専門の相談窓口 など

− ReRe

移住支援について、取り組まれていることを教えていただけますか?

− 森田さん

ひとり親の方に対しては、個別に補助金を設けています。

3種類あり、引越し費用の補助と、引越してから最大2年間の家賃補助(月2万円)があります
また、賃貸ではなく家を建てた場合にも、住宅の補助金があります。

補助金には条件があり、市内の旅館業・医療業・介護業のいずれかの企業へ就職された場合に補助金を交付しています。
全国的にも珍しい制度で、ひとり親の方からの問い合わせも増えている状況です。

ひとり親以外も含めた支援制度では、全国的に行われている、首都圏から地方に移住された場合の補助金もあります。
あとは「空き家バンク」というサービスもあり、ご紹介できる空き家を、伊豆市のHPでお知らせしています。

ソフト面でいうと、鈴木さんが所属する、包括的な窓口として「伊豆市移住情報センター」をご用意しています
仕事の求人・空き家など、移住に関するご紹介を行っています。

− ReRe

月2万円の家賃補助は手厚い保障ですね。
所得制限はあるのでしょうか?

− 森田さん

所得制限は特に設けていませんね。

− ReRe

素晴らしいですね。
経済的に厳しい状況にあるひとり親の方にとっては、本当に助かる支援制度だと思います。

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「お試し住宅」で移住後の生活イメージを体験できる

− ReRe

「伊豆市移住情報センター」で気軽に相談できたり、親身に対応してもらえることも、ひとり親の方にとって大きいのではと感じます。
実際に、多くのひとり親の方が利用されているのでしょうか?

− 鈴木さん

実際に来られるというよりは、事前に電話・メールでご相談される方が多いですね。
今日も電話・メールが1件ずつあり、ここのところ問い合わせが増えています。

− ReRe

現地に行く前に相談できるのは、素晴らしいと思います。

あと、ReReでもご紹介させていただきましたが、移住体験ツアーを開催されていて、ひとり親の方が事前に移住後の生活イメージを体験できるのもいいなと。
こちらは定期開催されているのでしょうか?

− 森田さん

「伊豆市移住情報センター」で主催していますが、今年度でいうと、移住体験ツアーを計4回実施しています。

あと、「お試し住宅」というのも実施しており、最短2泊3日〜最大6泊7日、伊豆市の海側にある土肥という地区で移住体験ができる施設をご用意しています
利用料は無料で、施設にはキッチン・冷蔵庫・食器などもあり、布団だけ用意していただければ生活できるようになっています。

最初からいきなり移住となっても、心理的ハードルや合わない場合のリスクは高いと思います。
移住を検討されているようでしたら、実際に住み始めるまでのお試しとして、ぜひ利用いただければと思います。

− ReRe

移住って「いいな」と思っても「いざ移住」となると、ハードルはあると思います。
そんな中、「もう一歩踏み出してみよう」と思える仕組みをご用意されており、本当に素晴らしいなと思います。

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移住者の声「会う人会う人、優しい人が多くて過ごしやすい」

− ReRe

実際に移住された方のお声・ご感想についても、お教えいただけますか?

− 鈴木さん

伊豆市に移住してよかったことをお聞きすると「自然が身近で、子どもと穏やかに生活できている」といったお声を頂きました。

また、「子どもだけでなく、親への対応が充実している」というお声もありました。
前は生活費がギリギリで自分の通院を後回しにしていたけど、伊豆市だと医療費の補助があるので、自分の体調に少しでも不安を感じたときに我慢することなく病院に行けるようになり、安心感が違う」とおっしゃっていました。

その方はシングルマザーで、「お試し住宅」を利用してから移住されました。
娘さんが不登校気味で移住されてきたのですが、今は学校にも通えていて、地域のコミュニティにも顔を出され、楽しんで生活されている様子です。

ほかの方も「医療費が高校生まで無料なので、子どもの歯医者さんも無料だし、フッ素塗布も3ヶ月に1回無料でしてもらえて助かる」とか。
会う人会う人、優しい人が多くて過ごしやすい」といった声も頂いています。

縁もゆかりもない土地で不安の中、職場でもよくしてもらえたり、保育園でも先生に相談しながら生活できているそうです。
ただ、「車がないと不便」とはおっしゃっていました笑

− ReRe

我慢することなく通院できるようになったというお話は、お母さん本人にも大事なことだし、お母さんの体調が良くなることで、子どもの笑顔にとっても重要なことですね。
私も過去に静岡県の方と接する機会がありましたが、人情味あふれる優しい方が多いなという印象で、移住された方はそれをまさに感じているんだろうなと思います。

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無責任に「誰でも来て」とは言わないので、まずは気軽に相談してほしい

− ReRe

最後になりましたが、移住支援に対する想いをお聞かせいただけますか?

− 森田さん

私も10年前に伊豆市に移住してきた身でして、行ったことのない土地への移住というものが、どれだけハードルの高いことかはよくわかります。

ハードルが高い中で思うのは、補助制度のお話はしたものの、移住というのは引越してきてからがスタートだと思うんです。
「補助制度があるからここに決めました」という方も、たまにいらっしゃるんですけど、そうすると後々に失敗するリスクがどうしても出てきてしまいます。

その意味では、お試し住宅などにより、移住後の風土や「どういうところなんだろう」というのを実際に肌で感じてもらい、「ここなら住めそう」と思えてから移住するほうがいいと考えています

その手助けをするために行政の補助があるので、まずは伊豆市に来てみて「こういう土地柄だったら住める」と思ったら、補助制度を使って来てもらいたいなと思います。
移住にあたっては不安も多々あると思うので、実際に来れなくても、行政・移住情報センターなどに話を聞いていただけると嬉しいです。

− 鈴木さん

『ひとり親 移住』と検索すると、伊豆市が出てきます。

ただ、支援制度だけを頼って来てしまうと、「ほどよい田舎」だけど思ったより田舎だし、「ほどよく便利」だけど思ったより不便だし、となる場合もあります。
「人が優しい」けど周りのおじさん・おばさんはけっこうキツイこと言ってくるし、とか。愛なんですけどね笑

特に人との関係などは肌感覚でないとわからないし、「今の場所を早く出たい」という思いもあるかもしれませんが、支援金のことだけでなく、環境についても見てほしいです

小さい子を連れてしょっちゅう来ることは難しいかもしれないので、行政・移住情報センターと、電話・メール・Zoomなどで気軽にコンタクトをとっていただければと思います。
無責任に「誰でも来て」とは言いませんし、お話してみて「向いてないな」と思ったら「やめたほうがいいですよ」とも言いますので。

移住を考える上での選択肢の一つとして伊豆市を選んでいただき、さらに話を聞いたあと「あ、伊豆市ないな」と思ったら、ほかに合うところを見つけたほうがいいと思います。
なので、まずはお気軽にご相談いただきたいです。

− ReRe

今のお話は、移住される方の立場にきちんと立っているからこそ、出てくるものなんだろうなと思います。
情報の押し売りではなく、移住者の気持ちを理解した上で相談に乗ってもらえるんだろうなと感じましたので、ひとり親の方は安心して問い合わせてみてほしいなと思います。

本日は貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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